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VTuber 2019.03.10

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(3月1日~3月8日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

にじさんじ初・彼氏持ちVtuber配信

(3月2日)

月ノ美兎の配信芸が火を吹いた。「にじさんじ初彼氏持ち」と題して、彼ピッピを自らの配信に呼びました。

まあ、この時点で大方のファンはわかっていたわけですが、「Twitterの安価で作った彼氏」とカップル放送をする、というネタ。リプの組み合わせで生まれた彼氏のロング・カントラケッティ(16)通称カンちゃんといちゃいちゃ配信をはじめます。

しれっと画面の隅っこにヒントを載せるのが、月ノ美兎のイキなところ。説明しすぎず、隠しすぎず。自分の配信を見に来るくらいの人達なら察して共犯になろうね、というチラ見せしかしない。さじ加減が絶妙です。

「カップルと言えば脳漿炸裂ガールだろ」は、強引に話を持っていく術を見せつけられた名セリフでした。

ちなみに、カップル配信ネタは以前、卯月コウ神楽めあ(注・アーカイブなし)、赤井はあとなどもやっていました。一回で使うパワーが半端じゃないので、いずれもかなり突き抜けたものになっています。

17才だよ?!さなちゃん祭り!

(3月7日)

「バーチャルサナトリウムからの誕生日プレゼントがいちご狩りツアーだった」という急展開からスタートする、名取さなの誕生日配信。

普段はバーチャルサナトリウムに引きこもり状態の名取さなが、バスに乗っていちご狩りにでかけます。生配信中に色々なギミックを仕込んで、お誕生日配信でやりそうなことを組み込んでいく番組構成がうまい。DVDの文字など、小ネタへのこだわりもユニーク。

名取さなと視聴者のやり取りは、いつも小学生男女のつっつきあいのよう。この誕生日配信でも(お祝いムードはあるものの)変わりません。バスの後部座席を占領しているヤンキーを見てこそこそ言い合う友達感覚が楽しい。
なぜいちご狩りなのかは、ラストまで見ればわかります。

【#手話】鹿仲茉菜、べんきょう中です。【自己紹介#1】

(3月6日)

鹿仲茉菜がアップした手話動画は、多様な可能性を秘めていそう。
今回は「べんきょう中」と書いていますが、指や腕の動きは3Dでかなりきれいに再現されています。「ま・な」は三本指→二本指という動きなのですが、きちんとできています。
手話は手を結んだり合わせたりするのも仕草の1つ。同時に、身体がぶつかるモーションは3Dモデルの壁の1つ。

どう動かしているのかはわかりませんが、今回の動画はかなりスムーズに動いています。これがうまく使えるようになれば、手話VTuberの登場を期待できるかも? キャプションとあわせれば、手話動画はバーチャルの強い武器になっていきそうです。

【06】汚れた油に浸った脳みそ【磯辺アゲ】

(3月5日)

磯辺アゲの動画は、かなりアシッド。真剣に読み取るべきか、頭を空にするべきか非常に迷う内容になっています。めちゃくちゃ丁寧に編集されていますが、相手が理解しやすくなるような親切さは一切ありません。そこがオススメ。

マンガっぽいコマ割りの、切ないカット。突然の「ごめんなさい」の泣き声。「インスタントVTuber」の古びたCM。人生論。

細かい動画パートそれぞれのクオリティが異様に高いがゆえに、全部を見た後混乱させられる作品。「私は私が作りたいものを作ります。見るか見ないかは自由です。」という概要欄がかっこいい。

以前から磯辺アゲは、ショート動画路線で投稿し続けています。少しレトロで色使いも独特。ふわっとした中に何か潜んでいるような、不思議な空気感が好きな方にオススメです。

【都市伝説】キズナアイ、フリーメイソン説【ブラックキズナアイ】

(3月2日)

ブラックアイが明かす、キズナアイの都市伝説……。キズナアイは実はフリーメーソンかもしれない、その理由は……!?

という、YouTubeあるあるな内容の動画。かなり前からこの手の伝説・デマ・陰謀論動画が人気なのがYouTube。とりあえず「信じるか信じないかはあなた次第です」って言っておけばOKみたいなノリも含めて、今やネット文化の1つになっています。

これを久々登場のブラックアイが、キズナアイ本人に対して、強引にこじつけてきた。今回は無理やりすぎるものの、キズナアイくらいだと都市伝説実際に多そうですね。以前の登録者数買ってたんじゃないかデマとか(本人が否定しています)。

なにげに2017年半ばから登場しているという、なにげに息の長いブラックアイ。そこまで出番がない(オセロニアの企業案件でちらっと出たり、喧嘩したりするくらい)のですが、このダウナーなキャラクター性かなり魅力的なので、是非ともまた出てほしい。
もうひとりのブラックな存在、というネタだとミライアカリに対してのココロヤミも通じる部分があるので、4人(?)で対談してほしいところ。

ところで以前ブラックアイは自分で冷静沈着でアドバイスが的確と言っていましたが、今回の陰謀論でそれが一気に胡散臭いことに。

【閲覧注意】幻のVTuber「ゲゲギギ」について【都市伝説】

(3月5日)

富士葵が「都市伝説クリエイター」として作った動画……と書くとギャグっぽいですが、めちゃくちゃ真剣に作られているので、怖いのが苦手な人は注意。

VTuberの動画広告にのみ出てくる、幻のVTuber「ゲゲギギ」。流れてくる奇妙な動画を見続け、最後まで見てしまうとバーチャルの世界に引きずり出されてしまうとか。
そもそも富士葵の動画自体が「VTuberの動画」なわけで、つまり……?
こういうネタ動画で本気の本気を出してくるから、気が抜けない。

【音MAD】タマガツモル feat.ばあちゃる【アイドル部】

(3月3日)

夜桜たまのチャンネルにアップされたのは、彼女の誕生日あわせの、公式音MAD。元ネタは、某麻雀アニメの有名MAD(2010年、300万再生。リンクは動画に貼ってあります)。

再現度が異常に高いので、見比べたほうが面白いです。特に池田たまの見せ方が大変キュート。
動画編集をばあちゃるも手伝っている、という力作。なのでタコスのアレはアレです。

内容の元ネタは、夜桜たまと、夜桜たまと、夜桜たまと、夜桜たまの対局を解説した夜桜たまの配信(1人で4つ天鳳起動して個室打ち)。普段からマルチタスクな才能で動画を見せてくれる彼女が、さらに今回動画制作技術を披露してました。よーーーく見ると他のアイドル部メンバーもチラチラっと顔を出しています。

画像リプ嫌われがち問題を考える、パシらされ眷族、他

(3月4日)

赤月ゆにはインテリ吸血鬼。彼女が定期的に行っているラジオ「赤月ゆにの月曜日の月は赤い」の中で今回取り上げられた話題は、「Twitterの画像リプ嫌われがち問題」(6分10秒くらいから)。以前からあるにはあったけど、最近は特に「ファボリツ同時押し絵」が増えてきたので、目立ってしまっているのかも。

この点について良し悪しを問うのではなく、なぜ貼りたくなるのか、なぜ見ていて苦手意識がわくのか、などを論理的に洞察した上で、過去に具体的にどんな事例があったか、どうするのがベターかを考えています。

その前日に自身のLINEスタンプ制作決定の報を出しています。合わせて見ると「絵で意思を伝えるSNS文化」についてきちんと考えている彼女の姿勢が見えます。
赤月ゆにはTwitterをメインに毎日「今日は何の日」投稿をし続けています。彼女、今年に入ってモデルがすっきりと新しくなり、ちょっと大人っぽくなりました。

作曲VTuberが教える 手軽にスマホでも超カッコいいエレクトロミュージックをつくる方法

(3月6日)

作曲バーチャルYouTuberミディがアップしたのは、手軽にスマホで作曲するためのアプリ「KORG Gadget」の紹介。いかに手軽にできるか、どのくらい多彩な使い方ができるかを、音と一緒に見せてくれます。
ミディの動画は、音と画面とアバター(キャラクター性)をどう見せるかしっかりした柱があるので、毎回とても見やすいものばかりです。実際に作った曲を披露し、使用例として聞かせられるのは強み。

ミディは新たに、VTuberヨシナをじーえふ氏と共同プロデュースすることを発表。二人共作曲家なだけに、新たなスタイルのシンガーの登場が待たれます。

44SUPER – Love Song / 恋の歌 MV

(3月4日)

3人組のバーチャルバンド44SUPERのオリジナルPV。音も映像もゴリゴリ。「恋の歌」だとは言っているものの、殴りかかってきそうなオーラがあふれまくり。シンプルな歌詞をしかめつらで歌う様子は迫力があります。ひたすら低音が重いもの特徴。画面に映るポップなものの数々が、彼女たちの無敵の武器に見えてくる。

アメリカン・コミックス的な空気感が目を引く3人組。ボーカリストの不老不死金髪ちびっこ44(YOYO)、ロングヘアグラマラスで実はやばい懸賞金がかかっているベーシストCHOCO、ショートヘアでスポーツ大好き日焼け元気っ子のドラマー(他にも何でも弾ける)RIOと、3人のバランスも魅力的。

バーチャルなバンド、という音楽の見せ方としては、ゴリラズが一番近いかもしれません。ただ音楽や活動のスタイルはだいぶ異なっていきそう。ちょっと懐かしさを感じさせるような撮影手法も、やみつきになります。

WEBサイトが作られており、すでにiTunesなどでも音楽配信中。気迫あふれるバーチャルバンドが動き始めました。

#7 【フルート】桜ノ雨を演奏してみた – Laz

(3月6日)

卒業シーズン。バーチャルフルーティストLAZが演奏したのは「桜ノ雨」。
音色の美しさはさることながら、バーチャルなフルート奏者という発想と、それを表現する技術と試行錯誤もすごい。アニメーションがかなりグイグイ動き、演奏への力の入れ方がしっかり伝わってきます。音とぴったりあっている、生々しいブレスの表現は是非見てほしい。目と眉の動きもグッとくる。

いずれは指を動かしたり前後にゆれたりもしたいとのこと。中性的な声とビジュアル(フルートを吹いていない状態もあります)も魅力的です。

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