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VRChat 2023.04.05

「VRChat」β版アプデでUIが一部日本語化。アイトラッキングにも対応開始

ソーシャルVR「VRChat」に、β版アップデート「2023.2.1 Build 1292」が導入されました。日本語を含む多言語対応の一部実装や、アイトラッキングの実装などが行われています。

β版の日本語翻訳は、4月現在、メインメニューやクイックメニューに表示される“ツールチップ(ポインターなどを重ねた時に表示される補足説明)”に適用されています。日本語設定は、起動後に設定(Settings)のUser Interface欄から「Tooltip Language」を選択し、「日本語」を選ぶことで有効化できます。

現在実装されている日本語翻訳は、翻訳がやや“不安定”です。「VRChat」公式は、改善案がある場合「Crowdin」上で提案を行ってほしいと呼びかけています。(参考

また今回のアップデートでは設定欄のUIも刷新され、使いやすさが向上しました。

ネイティブアイトラッキング機能は、「Meta Quest Pro」やOSC入力(※)にて、アバターの目の動きをプレイヤーの目の動きと同期できます。発表によると、アバターに(SDK標準の)アイセットアップが適用されていれば、自動的に利用可能になるそうです。

※:OpenSound Controlの略称。様々なアプリケーションやハードウェアで、リアルタイムに相互通信を行うための規格。

β版アップデートを導入すると「VRChat」内に、主に以下のアイトラッキング関連オプションが追加されます。

・アイトラッキングと、瞼のトラッキングの有効/無効オプション
・ミュート時にアイトラッキングを無効化するオプション
・自分の目(目線)がどこを見ているかを表示するオプション

発表によると、近日中に“ウィンク”に対応するシステムも導入される予定とのこと。実装後はアバターを再アップロードする必要があるそうです。なおβ版のアイトラッキング動作は、現行バージョン(正式版)のプレイヤーからは確認できません。

今回のβ版アップデートは、オープンベータとして配信がスタート。オープンベータ版は、Steamからプロパティ設定を変更することで利用できます。なお、今回のオープンベータ版は通常バージョンと同一の”世界線”となり、通常バージョン利用中のユーザーとも問題なく出会うことができます。

(参考)VRChatYouTube


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