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イベント情報 2016.12.16

アドアーズ渋谷のVR体験施設『VR PARK TOKYO』徹底ガイド

2016年12月16日~渋谷・アドアーズ渋谷店4Fに『VR PARK TOKYO(VRパーク・トウキョウ)』がオープンします。『VR PARK TOKYO』は、今年の8月グリー株式会社と業務提携したアドアーズ株式会社が運営するVRアミューズメント施設です。オープン時では6つのVRコンテンツを体験できます。どのコンテンツも友人やカップル家族など1人より複数人で楽しむことを想定した内容になっています。

体験できるコンテンツは7つ(現在は6つ)

・『対戦!ハチャメチャスタジアム VR』グリー株式会社

・『協力!GHOST ATTACKERS VR』グリー株式会社

・『ソロモンカーペット VR』株式会社ハシラス

・『サークル・オブ・セイバーズ ビギナーズ』株式会社PD トウキョウ

・『OBAKEREA Creeping Terror』株式会社ダイナモアミューズメント

・『DIVE HARD VR』メディアフロント・ジャパン株式会社

・『バンジージャンプVR(仮)』メディアフロント・ジャパン株式会社(1月中旬予定)

本記事ではこの施設で体験できるVR体験を紹介していきます。

『対戦!ハチャメチャスタジアム VR』

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『対戦!ハチャメチャスタジアム VR』は、グリー株式会社が制作した、いわゆるアナログの野球盤をVRにしたゲームです。ピッチャー役はタッチパネルから球種を選び、バッター役はVRヘッドマウントディスプレイを被ってバット替わりのコントローラー(形もバットのグリップ状)を握り、バッターボックスへ。

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シーンは、1回からプレイするのではなく、後半ピッチャー側が勝っているところから始まります。

バットの種類やピッチャーの球種も選択肢からそれぞれ選択。

VRでは野球場の中、観客席が満員のナイターです。2等身キャラのピッチャーが振りかぶって投げるので、飛んできたボールにあわせてバットを振ると、野球未経験の筆者でも打ち返せます。大型ビジョンに空からの映像が映り、ボールの行方がわかります。これはヒットのエリアに入らないとすべてアウトという扱いになります。

これが、なかなか難しいです。バッター側とピッチャー側で点差が開いてくると、それぞれ特殊な選択肢が現れます。バッター側が負けていると、特別なバットが選べるようになります。当てやすい極太バット、当てれば必ず長打になるバット、超合金製など。ピッチャー側が負けている場合は、みんなの夢、「魔球」が選択できます。超スローボール、某有名野球漫画に出てくる片足を高々と上げてジャンプしたまま投げるボール、そして消える魔球。消える魔球は、バッターの直前で忽然と消えバットに当たる直前に出現。そんなアニメや漫画の中でしか見たことのない体験ができます。

他にも盛り上げる機能として、ピッチャー側の野次ボタンが搭載。バッターの背後から「帰れ!帰れ!」とコールがかかり、心の強さが試される心理攻撃もあります。バッター側はホームランを打つと大きな花火がいくつもあがります。

体験スペースは、現実の見た目も小さな野球場を模しており、2人で楽しむのも大勢できてまわりで応援するのも楽しくなるコンテンツです。

使用デバイス:HTC Vive

2人対戦プレイ

『協力!GHOST ATTACKERS VR』

『協力!GHOST ATTACKERS VR』もグリー株式会社の制作。某ゴースト退治専門家になり、ゴーストの出る洋館内でゴーストを倒すシューティングゲームです。1人プレイの場合はシューティングですが、2人プレイの場合は1人が相棒のドローンとなり、もう1人をサポートして協力してクリアを目指します。

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銃型のコントローラーを握ると薄暗い洋館の中。筐体のエリア内ならば自由に動けるので出てきたゴーストを倒します。

ゴーストは360度どこからでも出現しますが、デザインは蛍光色の可愛いキャラクターです。攻撃する銃は紐が波打つように動くビーム銃、某ゴースト退治映画を思い起こさせます。

ステージにはボスがいて、雑魚ゴーストを一定数倒すと出現します。巨大だったり、消えたり出たりを繰り替えるものだったり。全部で4ステージ。2人で協力することが前提で作られているので制限時間内にクリアするのは難しい設定です。何回か挑戦したくなる要素になっています。

使用デバイス:HTC Vive

2人協力プレイ

体験時間:5~10分

『ソロモンカーペット VR』

 『ソロモンカーペット VR』は、空飛ぶ魔法のじゅうたんに乗り、じゅうたんの上で自由に動きながらモンスターを魔法で倒していきます。株式会社ハシラスの制作によるもの。

※なお、筆者が体験した事前体験会では魔法は撃てますが、モンスターが倒せない状態でした。12月16日のオープン時には倒せるようになっているとのこと。

場所は砂漠地帯。砂漠を抜け、実際に冷たい水しぶきがかかる滝をくぐり、風を受けながら猛スピードで左右にカーブし、あがったり、下がったりしながら、洞窟内を飛び抜けます。途中出てくるモンスターを魔法で撃ちます。ガイド役には光球の妖精2人がお供です。

今まで自由に動けるVRは、PCとVRヘッドマウントディスプレイをつなぐコードがあるため、体にまとわりつく、踏んでしまうなどコードの扱いには気を付けないとなりませんでした。リードでつながれた犬のような自由です。

今回はバックパックPC「VR One」を背負ってプレイするので自由度が格段に違います。飛んでいるじゅうたんの上でくるっと回転することも可能です。じゅうたんから身を乗り出して下を覗き込むことも。頭の上の布団のような巨大な手からしゃがんでよけることも。

制作を手だけた株式会社ハシラスといえば池袋のSKY CIRCUSや、越谷のVR Centerなど動く筐体とVRを組み合わせた乗馬レースや、ジェットコースターなどのコンテンツを作っています。

気になる点は、バックバックPCとVRヘッドマウントディスプレイをつなぐコードがやや短く頭が少しひっぱられる感覚があることでした。これは、激しく頭を振ってもコードが抜けないように対策をしてあるためとのこと。

今は砂漠とモンスターがテーマの魔法のじゅうたんですが、宇宙船でも、船でも、いかだでも応用した展開も面白そうで。

使用デバイス:HTC Vive

1~2人用

『サークル・オブ・セイバーズ ビギナーズ』

『サークル・オブ・セイバーズ ビギナーズ』は株式会社PDトウキョウが制作している、梅田ジョイポリスにも展示が始まっているVR体験です。剣と盾でクリスタルを守るため襲ってくるゴブリンを倒すアクションゲーム。グリーンバックを使ったクロマキー合成で周囲で見ている人にも面白いコンテンツです。

今回筆者は双剣を試してみました。まるでアニメ「ソード・アート・オンライン」の双剣使いの主人公キリトになりきった気分です。実際だったら重くて片手に1本ずつ剣を持つことは難しいですが、VRなら可能。攻撃を防ぐときは剣をクロスさせゴブリンの武器を受け止めます。相手と自分の剣の間合いを測ることが難しいのでボス戦の前にHPを大分削られました。結果はボスに倒されGAME OVERになりましたが、キリトの気分を味わえ、キリトの凄さを体感できるコンテンツです。

使用デバイス:HTC Vive

1人用

体験時間:約8分

『OBAKEREA Creeping Terror』

『OBAKEREA Creeping Terror』は、株式会社ダイナモアミューズメントが制作した実写にCGを足したホラームービーです。体験者はVRを使って調査をする調査官。別の場所で捕まった同僚の頭の中をのぞきます。拘束されているため、動くことはできませんが、座っている椅子がには首元から風が吹いたり、足元から何かがでて触ったりするギミックつき。VRヘッドマウントディスプレイ内の映像に連動しているため初めての人は驚くのではないでしょうか。

動けないことに納得できる設定であること、別の体に入っているため現実と比べると違和感のある映像でも、触られて感じないことがあっても気にならないところが工夫されています。

使用デバイス:Gear VR

1人~4人

体験時間:約8分

『DIVE HARD VR』

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『DIVE HARD VR』は、メディアフロント・ジャパン株式会社が制作したアミューズメント施設での定番、高所での恐怖を体感できるVR体験です。

高いところを歩くVRはすでにありますが、こちらは映画「ダイ・ハード」のように高所で銃を撃つシューティングゲームでもあります。エレベーターでビルの屋上へ、全方位から攻撃してくるドローン、それらを倒しながら、ビルの外に突き出た足場を渡り、制限時間内に脱出します。

扇風機によってビルの上での風を感じます。

周囲で怖がる人の反応を見るもよし、2台あるので同時に体験してタイムや得点を競うことも。(※2人プレイではありません)

映画のワンシーンのような体験ですが、高所にいながらさらに攻撃にしないとならず足元に集中できないこと、下を見下ろしても自分の足が見えないので高さへの恐怖が緩んでしまうところは気になったところでした。

使用デバイス:HTC Vive

1人~2人

体験時間:約6分

『VR PARK TOKYO』を楽しむために

フロア内はフリードリンク制、コートを置くラックもあるため体験しやすくなっています。

『ソロモンカーペット VR』と『サークル・オブ・セイバーズ ビギナーズ』は靴を脱いで体験するため、ロングブーツや、素足にサンダルは避けた方がよいかもしれません。

また、『OBAKEREA Creeping Terror』以外はどのコンテンツも激しく動くので女性の方はスカートより、パンツの方がおすすめです。フロア内にはトイレもあるので、終わった後メイクやヘアスタイルを確認することができることも女性にはうれしいポイント。

料金プランは70分遊び放題。1名のみの場合は3,300円、2名以上で1人2,900円となっています。30分未満の場合は1名1,500円でも入場することができ、友人同士でがっつり遊ぶことも、ふらっと立ち寄って1つか2つ遊ぶこともできる価格設定です。

アドアーズ店舗で使用できるゲームクーポン(最大¥1,500相当)も体験が終わった後にもらえるので、違うフロアや別店舗で他のゲームで遊ぶこともできます。

事前予約制ですが、当日入場枠もあるので渋谷に寄った際に駅近な立地でもあり、体験しようと思いやすいのではないでしょうか。

今後、渋谷店での反響しだいではアドアーズ他店舗への展開も考えているとのこと。2016年はVR元年といわれましたが、ハイエンドのVRヘッドマウントディスプレイはまだまだ気軽に購入できるかというと価格が高いと感じる方も多いのではないかと思います。

まずはアミューズメント施設で手軽に体験できる機会を増やすことが求められています。アドアーズにとっては入店者数が減少し、若者がこなくなったゲーセンに、若者に多くきてもらう目玉に、今回アドアーズ提携て同施設したグリーにとってはVRコンテンツとスマホゲームの連動での集客やし、全国展開によって収益を上げる可能性も考えられるとのこと。

今後、VRが普及していく上で、アミューズメント施設の役割や受け入れられるコンテンツ内容などを考える上で参考になっていきそうです。

概要

名称:VR PARK TOKYO

オープン:2016年12月16日~

場所:東京都渋谷区宇田川町13-11 KNビル アドアーズ渋谷店 4階

最寄駅:JR渋谷ハチ公口から徒歩約5分

価格(税込):70分遊び放題:1名のみの場合は3,300円、2名以上で1名2,900円

       30分未満:1,500円

アドアーズ渋谷店へのアクセス


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