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ゲーム・アプリ 2022.03.20

「Cities VR」は独自の新作に?―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(3月13日~3月19日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は3月13日~3月19日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 「Cities VR」は原作とは全く異なる新作に?重要な情報が明らかに
2. 「Myst」開発元の新作VR対応パズル「Firmament」PSVR2版が発表、初代PSVR版は発売中止に
3. 巨大な触手の生物に扮し、自分の居場所探しに勤しむ新作VRゲームの発売日が決定
4. VRFPS「Alvo」PSVR版とのクロスプレイにも対応したMe

「Cities VR」は原作とは全く異なる新作に?重要な新情報が明らかに

2022年春の発売が報じられている、VR都市建設シミュレーションゲーム「Cities VR」の新たなゲームプレイ映像が公開されました。並行して本作の内容に関する新情報も発表されています。

この最新映像は、3月日にTwitchにて開催された「Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)」の発売7周年を祝うオンラインイベント(※52分以降)にて明かされたもの。映像ではTouchコントローラを用いた操作スタイルのほか、昼夜のサイクル、本作独自の9つの新マップが収録されるといった新情報がクリエイティブ・ディレクターのErik Odeldahl氏より明かされています。

また、Odeldahl氏からは「Cities VR」が「シティーズ:スカイライン」の完全移植ではないという重要な情報も明かされました。いわく「Cities VR」は原作とはほぼ別のゲームで、「シティーズ:スカイライン」を遊んだことのない初心者プレイヤーを意識した内容に設計されている模様。そのため、チュートリアルの充実が図られているほか、建設できる街の規模も原作に比べて小さくなっているとのことです。

さらにPC版のMODには非対応、発売後にも新たなマップを追加するアップデートが予定されており、それと同時にVR版は独自のゲームとして発展していく計画が立てられているようです。

このため、今後本作に関する動向には一層の注意が必要かもしれません。

(参考)TwitchUploadVR

「Myst」開発元の新作VR対応パズル「Firmament」PSVR2版が発表、初代PSVR版は発売中止

名作パズルアドベンチャーゲーム「Myst」を開発したCyan Worldsの新作VRゲーム「Firmament」のPlayStation VR2(PSVR2)版が発表されました。また、当初予定されていた初代PlayStation VR(PSVR)版が発売中止となったことも発表されています。

「Firmament」はスチームパンク風の世界観と1人称視点が特徴のパズルアドベンチャーゲーム。プレイヤーは極寒の世界に建設された広大な研究施設内で、歯車やゼンマイ仕掛けのパズルを解きながら最深部に隠された謎を求めて探索を繰り広げていきます。探索とパズルへの挑戦時には何者かの魂を宿した、不思議なゼンマイ仕掛けのアイテムがサポート。かのアイテムとは交流を図ることも可能で、その進展に応じてやり取りの手段が増えていく要素も備えられているようです。

本作は当初、VR非対応の形でPlayStation 4(PS4)、PC(Steam)向けの発売が予定されていましたが、2019年にKickstarterにて実施されたクラウドファンディングの成功を経てVR対応が決定。PSVR、PC向けVRヘッドセットへの対応が発表されました。

Cyan Worldsによれば、開発に当たって技術的な問題が生じ、PSVRへの対応を断念したとのこと。VRへの対応は新たに発表したPlayStation 5(PS5)版へと託す形になったようです。なお、PS4版はPSVRへの対応こそなくなりましたが、予定通り発売。Kickstarterにて支援したバッカーの方々へも、PS4とPS5の両バージョンが提供されるとのことです。

(参考)Kickstarter(Update)UploadVR

巨大な触手の生物に扮し、自分の居場所探しに勤しむ新作VRゲームの発売日が決定

新作VRゲーム「Tentacular」の発売日が3月24日(日本時間:3月25日)に決定しました。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Meta Quest(Quest 2)です。

「Tentacular」は心優しく巨大な触手の生物に扮し、賑やかでエキセントリックな島「ラ・カルマ」の人間たちとの交流を図りながら自分の居場所探しに勤しむ、ハートフル(?)なVRコミュニケーションアドベンチャーゲーム。

物理演算ベースのなまめかしすぎる挙動とオクトパス級(??)の吸盤を備えた触手、それを駆使して巨大な建造物などを組み立てる50種類以上のパズルがセールスポイントとなっています。題材とは裏腹に世界観もコミカルで可愛らしく、殺伐とした雰囲気が抑えられていることも大きな見所です。ただし、その気になれば街をメチャクチャにできてしまう怪獣映画的行動も取れるようです。

本作の開発は個人開発者のSimon Cubasch氏がほぼ1人で手がけ、販売は「Fall Guys: Ultimate Knockout」ほか、「ホットライン マイアミ」、「Inscryption」といったインディーゲーム、そして血と肉片飛び散る過激なパフォーマンスで国内外をお騒がせしているDevolver Digitalが担当しています。

また、Steamストアページの情報には日本語は対応しないことが記されていますが、Devolver Digital Japan公式TwitterによればPC、Quest版共に日本語に完全対応するとのこと。ローカライズとサポートは前述の「Fall Guys: Ultimate Knockout」を始めとする3作のほか、VRFPS「Half-Life: Alyx」の日本語版を手がけた架け橋ゲームズが担当するとのことです。

(参考)UploadVRDevolver Digital Japan公式Twitter

VRFPS「Alvo」PSVR版とのクロスプレイにも対応したMeta Quest 2版が発売

国内でもPlayStation VR(PSVR)版が発売中のVRFPS「ALVO」(ALVO VR)のMeta Quest 2版が3月18日より販売開始となりました。価格は税込2,490円。日本語には未対応です。また、本作はMeta Quest 2専用タイトルで、初代Meta Quest(旧Oculus Quest)では遊べません。

「ALVO」は最大10人のプレイヤーが同時参加可能なVR戦術級FPS。3種の異なるルールごとに相手との熾烈な銃撃戦を繰り広げながら、勝利を目指します。海外では2021年4月にPSVR版が発売。日本では約半年以上遅れとなる2022年1月に発売されました。当初は2018年内の発売が予定されていたタイトルですが、複数回の延期を経て、約3年後の2021年内に発売。また、当初はPC(Steam)版も発売予定となっていましたが、後にストアページが削除され、事実上の発売中止になったことが明らかになっています。

Quest2版は現段階のアップデートを反映した最新版で、基本的な内容はPSVR版と共通。PSVR版のプレイヤーと共に対戦が楽しめるクロスプレイにも対応しています。

また、Quest2版の発売に合わせて新モード「ゾンビモード」を追加するアップデートが予定されていましたが、本稿執筆時点でMeta Quest Storeのページには「Coming Soon」と記されているほか、公式Twitterからの発表もないことから、後日になる模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

Alvo

発売・開発元

OutsideIn Entertainment、Mardonpol Inc

対応ヘッドセット

Meta Quest 2専用(初代Meta Questではプレイ不可)

プレイ人数

1人(オンライン時:最大10人)

価格(税込)

2,490円(Meta Quest Store

IARCレーティング

16+(16歳以上対象)

(参考)Meta Quest Store


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