Home » クトゥルフ原作のVRコズミックホラー発売、VR卓球にダブルス追加?―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月9日~1月15日)


ゲーム・アプリ 2022.01.16

クトゥルフ原作のVRコズミックホラー発売、VR卓球にダブルス追加?―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月9日~1月15日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は1月9日~1月15日の関連ニュースが対象です。

目次

1.クトゥルフ神話原作のVRコズミックホラー「The Shore VR」早期アクセス版発売
2.SFアニメ「ファイナル・スペース」原作のVR協力型FPSが発売
3. 2016年発売の「Anshar Wars 2」Queest向けリマスター版の発売日が決定
4. 「Warhammer 40,000: Battle Sister」Steam向けPCVR版の発売が発表
5. PC版「HITMAN 3」VRヘッドセット対応アプデの配信日が1月20日に決定
6. VR卓球ゲーム「Eleven Table Tennis」3~4人参加可能なダブルスゲームが近日追加予定

クトゥルフ神話原作のVRコズミックホラー「The Shore VR」早期アクセス版発売

1月8日、Steamで新作VRゲーム「The Shore VR」の早期アクセス版が販売開始となりました。価格は税込1,950円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)で、日本語には未対応です。また、1月18日午前2時頃までは1週間限定セールとして、10%割引の税込1,755円で販売されます。

「The Shore VR」はH・P・ラヴクラフトの「クトゥルフ神話」を下地にしたVRホラーアドベンチャーゲーム。カルト教団が暗躍する禁断の島へと流れついた人物に扮し、数多くの宇宙的恐怖と巧妙なパズルと対峙しながら、その奥に潜む真相に迫っていきます。

原作は2021年2月に同じくSteamで発売されたホラーアドベンチャーゲーム「The Shore」。本作はそのVR版となりますが、いわく別バージョン。ストーリー、本編のイベントは大きく一新されており、原作経験者も新鮮な気持ちで楽しめる作りになっているとのことです。また、VRに対応したことによって恐怖演出も大きくパワーアップ。ラヴクラフト作品特有の重厚な雰囲気と合わせて、文字通り未知なる恐怖が迫りくる体験が味わえるようになっているようです。

早期アクセス期間は2~3ヶ月を予定。今後のアップデートを通してイベントの追加のほか、新しい漂流者を主人公に据えた別エピソードの収録と、それらを個別に体験できる「漂流者の記憶」なる機能の搭載が検討されているとのことです。
なお、原作「The Shore」は後発で日本語に対応しましたが、VR版は執筆時点で未対応。こちらも早期アクセス期間中のアップデートで対応する形になるのか、動向が注目されます。

ソフトウェア概略

タイトル

The Shore VR

発売・開発元

Ares Dragonis

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人

価格(税込)

1,950円(Steam

(参考)Steam

SFアニメ「ファイナル・スペース」原作のVR協力型FPSが発売

新作VRゲーム「Final Space – The Rescue」が1月15日、Oculus Storeにて販売開始となりました。対応ヘッドセットはOculus Quest(Quest 2)Oculus Rift(Rift S)。価格は税込1,490円で、日本語には未対応です。

「Final Space – The Rescue」はNetflix(ネットフリックス)にて配信中のSFコメディアニメ、「ファイナル・スペース」を原作とするVRアクションシューティングゲーム。プレイヤーはゲイリー、アボカト、ナイトフォール、トライボーのいずれかのキャラクターを操作して、様々な武器を駆使して謎のロボット軍団との戦いに身を投じていきます。

シングルプレイのほか、オンライン経由で最大4人までのマルチプレイに対応。舞台となるフィールドは対戦特化型のFPSを想起させるアリーナ状ですが、その種のゲームモードはなく、ストーリー重視&協力プレイに焦点を当てたゲームデザインとなっています。また、グラフィックは原作のアニメ版を踏まえたコミカル調で、どこか懐かしくもある3DCGで描写。一部、アニメのカットインが挿入される演出も用意されているようです。

開発及び販売はVRボクシングアクションゲーム「Knockout League」を手掛けたGrab Gamesが担当。また、Quest以外のプラットフォームへの展開については執筆時点で不明となっています。

ソフトウェア概略

タイトル

Final Space VR – The Rescue

発売・開発元

Grab Games

対応ヘッドセット

Oculus Quest(Quest 2)、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

 1~4人

価格(税込)

1,490円(Oculus Store:Quest / Rift

(参考)UploadVRVRFocus、Oculus Store

2016年発売の「Anshar Wars 2」Queest向けリマスター版の発売日が決定

Oculus Quest(Quest 2)向け新作VRゲーム「Anshar 2: Hyperdrive」の発売日が1月20日に決定しました。併せてOculus Storeでは本作の作品ページも開設されています。

「Anshar 2: Hyperdrive」は2016年にGear VROculus Rift(Rift S)向けに発売されたVRシューティングゲーム「Anshar Wars 2」のリマスター版。「Anshar Wars 2」の前作「Anshar Wars」は2014年にGear VR向けに発売され、固定砲台型のシューティングゲームとなっていました。続編はその内容から一転し、戦闘機を操縦しながら迫りくる敵を迎撃していく正統派の3Dスクロール形式のシューティングゲームへと一新。収録ミッション数も拡張し、よりやり込み甲斐のある内容へと進歩しました。

リマスター版は原作の内容はそのままに、映像全般を大幅に強化。操作系もOculus Touchコントローラを見据えた新たなスタイルが採用され、より直感的に戦闘機を操縦できるようになっています。また、原作は3人称視点でしたが、リマスター版には新たに1人称視点で遊ぶ「コックピットモード」も搭載。さらに新システムとして「レベルアップ」も実装され、自機やパイロットのヘルメットなどをプレイヤー好みにカスタマイズすることもできるようになっている模様です。

(参考)UploadVROculus Store

「Warhammer 40,000: Battle Sister」Steam向けPCVR版の発売が発表

Oculus Storeにて発売中のVRアクションアドベンチャー「Warhammer 40,000: Battle Sister」のSteam向けPCVR版が、3月9日に発売となることが発表されました。作品ページも開設済みで、それによりますと対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。先行発売済みのOculus Quest(Quest 2)Rift版同様、日本語にも対応しています。

「Warhammer 40,000: Battle Sister」はテーブルトップゲーム「ウォーハンマー40,000」原作のVRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公のシスター・オフィーリアに扮し、行方不明の双子の妹を探し出すため、異端者たちとの死闘に身を投じていきます。原作由来の多彩な武器、個々の重みが忠実に表現された生々しい操作感が特色。シングルプレイの本編とは別に、「LastBastion」と称されたオンライン協力プレイにも対応したゲームモードも収録されています。

Oculus StoreのQuest版は2020年に発売。Rift版はその翌年の2021年に発売されました。SteamのPCVR版は約1年半ほど遅れての登場になり、Rift版発売と同時に追加された「LastBastion」の新マップを全て内包した最新版になるとのことです。

(参考)UploadVR、Steam

PC版「HITMAN 3」VRヘッドセット対応アプデの配信日が1月20日に決定

暗殺ステルスアクションゲーム「HITMAN 3(ヒットマン3)」のPC版VRヘッドセット対応アップデートが1月20日に配信されることが決定しました。また、同日にはSteamでもPC版の販売が開始されるとのことです。

「HITMAN 3」は「World of Assasination」3部作の完結編として2021年に発売されたシリーズ最新作。プレイヤーは主人公の暗殺者47(フォーティーセブン)に扮し、様々な暗殺任務を遂行していきます。

発売当時、VRにはPlayStation 4(PS4)版限定でPlayStation VR(PSVR)に対応という形が取られていましたが、約1年ほど遅れる形でPC版も対応。PC版はモーションコントロールへの完全対応が果たされ、右手と左手それぞれで独立した動作が可能になるなど、より自由で直感的な暗殺アクションが楽しめるようになります。また、新モード「Elusive Target Arcade」の追加、レイトレーシングへの対応もVR対応と合わせて実施されます。

なお、今回の配信日発表と同時に「HITMAN 3」を含む「World of Assasination」3部作をまとめた「HITMAN Trilogy」も発表。プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、PlayStation 4、Xbox One、PCで、PC版はEpic Games Storeのほか、Steamでも発売されるとのことです。また、家庭用機版は全て海外向けで、日本向けへの展開については執筆時点で不明となっています。

(参考)HITMAN 3 – Year 2 Reveal(IO Interactive公式サイト)UploadVR

VR卓球ゲーム「Eleven Table Tennis」3~4人参加可能なダブルスゲームが近日追加予定

VR卓球ゲーム「Eleven Table Tennis」に3~4人が参加可能なダブルスゲームを追加する最新アップデートの実施が発表されました。配信時期は執筆時点で不明ですが、近日中を予定しているようです。

このアップデートは、プレイヤーのアバターを最新のMetaアバターへと移行する「Avatar 2.0 Update」に含まれるものとなるとのこと。公式Twitterでは、このアバターで4人が参加するダブルスゲームの様子を紹介する動画も投稿されています。また、2対1の3人対戦も可能になりますが、公式Twitterによれば採点が自動形式ではなくなるなど、仕様の制約がかかる模様です。他にも「Avatar 2.0 Update」ではいくつかの新機能と既存システムの改修も実施されるなど、全体的に大規模なものになることが示唆されています。続報に関しては公式Twitterの方で報じられる模様で、今後の動向が注目されます。

「Eleven Table Tennis」はSteam、Oculus Store(Quest / Rift)にて発売中のVR卓球ゲーム。その名の通りにVR空間内で卓球を楽しむゲームで、現実の物理法則に基づいた球の挙動と、リアルな操作感が特色。オンラインに対応した対戦モードのほか、ひとりで技術を極める練習モードも収録されています。

(参考)「Eleven Table Tennis」公式TwitterUploadVR


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード