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ゲーム・アプリ 2021.03.07

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(2月27日~3月6日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2021年2月27日~3月6日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRシンセサイザー「SYNTHSPACE」早期アクセス版が発売
2. VRテーブルトークRPG「Demeo」続報と最新トレイラーが公開
3. 「Farpoint」開発スタジオの新作は近日中に発表予定
4. 自然豊かなフィールドが見所のVRFPS「Hubris」発表
5. 「Rez Infinite」のアナログレコード、パッケージ版の予約受付が開始

VRセサイザー「SYNTHSPACE」早期アクセス版が発売

バーチャルシンセサイザー「SYNTHSPACE」の早期アクセス版が2021年2月27日より、Steamで販売を開始しました。価格は税込3,090円で、ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityに対応。日本語には未対応です。

「SYNTHSPACE」はVR空間上で自分なりのシンセサイザーを組み立て、楽曲の演奏などを楽しむシミュレーションゲーム。本物さながらの親しみやすさ、VR空間特有の自由で制限のない環境を特色としており、存分にシンセサイザーの組み立てと演奏を楽しみたい人には打ってつけの内容になっています。使用可能なモジュールも40以上あり、それぞれにヘルプ機能も完備。また、ゲームスタート時は基礎から始めつつ、少しずつ応用へと発展させていく理解度合いに則った構成を取っているため、シンセサイザーの知識が僅かしかない人でも気兼ねなく触れる設計になっているとのことです。

さらに他のプレイヤーに自分が作り上げたシンセサイザーのセットアップを共有する、シェアコード生成機能も搭載。VRゲーム実況ツール「LIV」にも対応しており、自分なりのパフォーマンスを撮影、共有することも楽しめるようになっています。

製品版へのアップデートは2021年後半を予定しており、今後のアップデートでモジュール、環境、チュートリアルの充実化を図っていくとのこと。開発のBright Light Interstellar LimitedのDiscordチャンネルでは本作に関する意見、感想も随時受付中となっています。
また公式サイトによれば、Oculus Quest/Quest2版の発売も予定している模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

SYNTHSPACE

発売・開発元

Bright Light Interstellar Limited

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

3,090円(Steam

備考

LIV対応

(参考)Steam、SYNTHSPACE公式サイト

VRテーブルトークRPG「Demeo」続報と最新トレイラーが公開

「アングリー・バードVR:アイル・オブ・ピッグズ」などで知られるスウェーデンのVRゲームスタジオResolution Gamesが開発中の新作「Demeo」の具体的なゲーム内容を紹介する続報が発表されました。併せて最新のゲームプレイトレイラーも公開されています。

2020年12月の初報にあったResolution Gamesのコメント通り、古典的なテーブルトークRPGをVRで翻案したタイトルで、プレイヤーは重装騎士、暗殺者、魔導士、ハンターなど複数用意された職種(クラス)を選択してパーティを編成。サイコロ(ダイス)を振って地下ダンジョンを進み、魔物との戦いを繰り広げながら最深部を目指していきます。

今回の続報で卓上にある地下ダンジョンのマップを見下ろし、ダイスを振って各種行動を実践していく、テーブルトークRPGの歴史的名作「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をオマージュしたプレイスタイルになることが発表。マルチプレイは最大4人まで参加可能で、PC用の非VR版、異なるヘッドセットのプレイヤー同士とのクロスプレイにも対応するとのことです。また今回、「カード」の要素が公開。ダンジョン内の宝箱から入手でき、通常の攻撃と組み合わせて属性を付与させると言った戦術的な一手を繰り出せる模様です。

当初は2021年春に発売予定と報じられていましたが、最新の発表では少し遅れて2021年後半になるとのこと。Oculu Quest/Quest2、Oculus Rift(Rift S)のOculusプラットフォームが先行し、その後にSteamでPC向けVR版が発売予定です。

(参考)VRFocus

「Farpoint」開発スタジオの新作は近日中に発表予定

PlayStation VR(PSVR)専用のVRFPS「Farpoint」を開発したアメリカのゲームスタジオImpulse Gearが、現在開発中の新作に関するロゴとメッセージを公式サイトのブログにてお披露目しました。

記事では「次のタイトルを発表する準備が整いました。御存じの方も多いと思われますが、新作はVRゲームで2021年内に発売されます。また、近日中にゲームの詳細を発表する予定です。」と、コメントしています。

Impulse Gearは2018年にAAA規模のVRゲームプロジェクトのための求人募集を実施するも、以降長らく続報が途絶えた状態にありました。それから約2年後の2020年12月、久しぶりに公式ブログが更新。「Farpoint」で得た知見を活かした”特別なもの”を開発中であることが明らかになりました。

具体的な対象プラットフォームについては執筆時点で明言されていません。英メディアVRFocusはメッセージの内容から、SF的なテーマが込められた新作、あるいは「Farpoint」続編の可能性を報じています。
長らく沈黙し続けたImpulse Gearは果たして、どのようなVRゲームを作り続けていたのか。同スタジオが語る”近日中”の詳報が注目されます。

(参考)VRFocusImpulse Gear公式ブログ

自然豊かなフィールドが見所のVRFPS「Hubris」発表

ベルギーのゲームスタジオCyborn開発の新作VRゲーム「Hubris」が2021年第4四半期に発売予定であることが発表されました。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、そしてPlayStation VR(PSVR)。Steamストアページ記載の情報によれば、日本語には未対応です。

「Hubris」は辺境の惑星で行方不明になったエージェントを捜し出すため、異星人との戦いを繰り広げながら、惑星内の各地を巡っていくシングルプレイ特化型のVRFPS。広大な湖畔、洞窟、崖、水中などの自然環境が多数用意されており、潜って泳いだり、岩を掴んで登ると言った多彩なアクションと探索を楽しめる作りが特色となっています。

戦闘も見た目はFPSの王道を踏襲しつつ、人型にドローン型、さらには虫型と言った多種多様な敵キャラクター、SFチックな武器の数々で独自の展開を演出。また乗り物を操縦したりなど、道中にも趣向を凝らした仕掛けが盛り込まれているようです。

トレイラーで「Part One」と称されている通り、分作方式で販売。また、開発のCybornは本作を全ての主要なVRヘッドセットに向けて展開するとコメントしていて、執筆時点では未発表ながら、Oculus Quest/Quest2版も予定されている模様です。

(参考)UploadVR

「Rez Infinite」のアナログレコード、パッケージ版の予約受付が開始

ゲーム関連のグッズを企画、販売する「iam8bit Japan」にて、「Rez Infinite」のアナログレコード、PlayStation 4パッケージ版の予約受付が開始されました。

アナログレコードこと「REZ INFINITE: AREA X VINYL SOUNDTRACK」は税込4,500円。「Rez Infinite」の新ステージ「Area X」を含む本編の音楽に加え、未発表の5曲が収録されています。発送は2021年5~7月を予定。また、デジタル音源のダウンロード版もセットで付いてくるとのことです。

◇ストアページ
https://iam8bit.jp/products/rez-infinite-area-x-vinyl-soundtrack

パッケージ版はiam8bit独自の革新的なエコパッケージを採用した特別仕様で、価格は税込6,100円。バージョンは海外版となりますが、リージョンフリーのため、日本のPlayStation 4本体でもプレイ可能です。さらにゲームディスクとセットで12×24の折り畳み式ポスターも同梱。生産本数は5000個限定となりますので、欲しい場合は早めの予約を。発送は2021年4~5月を予定しているとのことです。

◇ストアページ
https://iam8bit.jp/products/rez-infinite-eco-forward-edition-playstation-4

(参考)iam8bit Japan


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