Home » 今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月17日~1月23日)


ゲーム・アプリ 2021.01.24

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(1月17日~1月23日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2021年1月17日~1月23日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. Quest版「The Walking Dead: Saints & Sinners」無料アプデ延期が発表
2. ストーリー主導型VR剣戟ゲーム「Swordsman VR」国内PSVR版が発売
3. 第一次世界大戦の空中戦を体験する「Warplanes: WW1 Fighters」
4. 第二次世界大戦を体験するVRFPS「Days of Heroes: D-Day」発表
5. 車椅子VRホラー「A Wake Inn」操作紹介する最新動画公開
6. ソ連の宇宙ターザンが宇宙(そら)を舞う「Yupitergrad」Quest版発売日が発表

Quest版「The Walking Dead: Saints & Sinners」無料アプデ延期が発表

海外の人気ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」原作のVRゲーム「The Walking Dead: Saints & Sinners」。同作のOculus Quest/Quest2版では、1月20日実施の無料アップデートでサバイバルモード「ザ・トライアル(THE TRIAL)」が追加予定でしたが、開発のSkydance Interactiveより、配信延期が発表されました。

本作の公式Twitterいわく「近日中に詳細な情報をお届けする」とのことで、新たな配信日に関しては不明。延期に至った背景についても一切説明されていません。来週の配信なのか、あるいは来月中、もしくは無期限となってしまうのか。今後のSkydance Interactiveからの発表が待たれます。

今回、追加される予定だった「ザ・トライアル(THE TRIAL)」は、PC向けVR版、PlayStation VR(PSVR)版には既に実装済みのゾンビの群れを迎え撃つサバイバル戦が楽しめるモード。スコアアタック要素もあり、高得点を目指す際には正確無比な攻撃と地形を活かした戦術が試されるなど、やり込み甲斐のある仕上がりになっています。

(参考)VRFocusTWD Saints & Sinners公式Twitter

ストーリー主導型VR剣戟ゲーム「Swordsman VR」国内PSVR版が発売

VR剣戟ゲーム「Swordsman VR」の国内PlayStation VR(PSVR)版が2021年1月21日、PlayStation Storeで販売開始となりました。価格は税込2,090円。
プレイに当たってはPlayStation Moveモーションコントローラが2本必須となります。また、ゲーム内言語は英語のみで、日本語には対応していません。

「Swordsman VR」は,カナダ・トロントのVRゲームスタジオSinn Studiogが開発。武器の挙動、プレイヤー動作の全てが物理ベースで構築されたVR剣戟ゲームです。全人類を奴隷にすべく暗躍する侵略者「Jötunn」を打倒するため、プレイヤーは騎士、サムライ、バイキングを始めとするキャラクターの中のひとりとなり、彼の配下たちとの熾烈な剣戟に挑みます。数十種類以上に及ぶ多彩な武器と盾、好みの数値調整が可能なカスタマイズ性の高い育成システム、そしてキャンペーンにアリーナ、さらにはゾンビを相手にする「Horde」といった変化球まで網羅したゲームモードが特徴。ストーリー性の強さも見所のひとつです。

海外では2020年9月26日に発売。同日にはSteamでPC向けVR版も発売されています。

ソフトウェア概要

タイトル

Swordsman VR

発売・開発元

SINN STUDIO INC.

プラットフォーム

PlayStation 4、PlayStation 4 Pro、PlayStation 5(※PlayStationVR専用)

対応コントローラ

PlayStation Moveモーションコントローラ(※2本必須)

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,090円(PlayStation Store

CERO

D(17歳以上対象)

備考

日本語非対応

第一次世界大戦の空中戦をVRで体験する「Warplanes: WW1 Fighters」

ゲーム販売サイト「itch.io」、Oculus Questのサイトローディングアプリ「SideQuest」で第一次世界大戦の空中戦を題材にしたVRシューティングゲーム「Warplanes: WW1 Fighters」のプレバージョンが販売中です。itch.ioでの販売価格は14.99ドル。1月末までは9.99ドルで購入可能です。ヘッドセットはOculu Quest、Oculus Quest 2に対応。

開発は主にモバイル向けゲームを手掛けてきたポーランドのゲームスタジオ「Home Net Games」。同スタジオとしては初めてのVR専用タイトルで、プレイヤーは複葉機のパイロットとなり、第一次世界大戦の主要な戦線を舞台としたミッションに挑みます。Oculus Toutchコントローラに最適化された直感的、かつ没入感のある操作性を特色としており、本物さながらの臨場感溢れるドッグファイトを楽しめるとのこと。

ゲームはフライトシミュレーターというよりも、アーケード系のシューティングゲームに寄っていますが、設定で現実さながらの操作で楽しめる機能も備えているなど、ジャンル好きの欲求にも配慮した設計が凝らされています。また、グラフィックは初代Oculus Questでも圧倒的な画質とパフォーマンスを実現しているとのこと。

プレバージョンのため、執筆時点でも開発段階ですが、すでにメインのキャンペーンモードは実装済み。今後、アップデートで機体の追加なども予定されているほか、製品版では多言語対応も果たす模様です(※日本語に関しては未定)。

(参考)UploadVR

第二次世界大戦を体験するVRFPS「Days of Heroes: D-Day」発表

ポーランドのディベロッパー「Zen Apps Studio」より、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を題材にしたVRFPS「Days of Heroes: D-Day」が発表されました。Steamでの発売が予定されており、ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)、HTC Viveをサポート。発売日、価格は執筆時点で不明となっています。

プレイヤーはノルマンディー上陸作戦に参加した連合軍兵士のひとりとなり、26に及ぶ危険なミッションに挑みます。現実味のある第二次世界大戦の体験を提供することをコンセプトとしており、捕虜収容所からの脱出、対空砲火を駆使しての敵戦闘機、爆撃機の撃墜、戦車との直接対決と言った、冷や汗をかくスリリングなイベントが豊富に用意されているとのこと。グラフィックもローポリゴン風と独特ですが、武器類の構造などは史実に基づき再現されているため、見た目以上に本格的な作りになっている模様です。

ゲームモードも1人用のキャンペーンを始め、4つの異なる面白さを提供するコンテンツを収録しているとのこと。具体的な内容については明かされていないため、今後のZen Apps Studioからの発表が待たれます。

(参考)VRFocus

車椅子VRホラー「A Wake Inn」操作を紹介する最新動画公開

2021年初頭に発売予定の新作VRホラーゲーム「A Wake Inn」の開発者ダイアリー第1弾がYouTubeにて公開されました。

動画では、本作の特色たる車椅子の操作スタイルを重点的に紹介。両輪を掴んで腕を動かすことで前後への移動を行う実際の車椅子を再現したスタイルのほか、VR酔い対策を兼ねたテレポートスタイルの2種類が用意されていることが明らかになっています。

また、操作の切り替え、アイテムの格納と取り出し、進行状況の保存(セーブ)などは全て、車椅子にあらかじめ備え付けられた装置を使って実施する、ゲーム側の世界観と設定に溶け込ませた作りになっていることも紹介。他にエレベーター使用時には階層のボタンを直接押す形になっているなど、操作面におけるこだわりの数々が確かめられます。

気になる発売日の詳報に関してはなし。第1弾と称していることから、続く第2弾も予定されている模様で、次回の動画公開が期待されます。

「A Wake Inn」はインディーVRゲームスタジオVR Bros.開発のVRホラーアクションゲーム。プレイヤーは車椅子に脚部を固定された記憶喪失の主人公となり、通信機を通して語りかけてくる謎の人物に導かれつつ内部を進み、時に自らに襲い来る凶悪なマネキン人形たちを振り切りながら、記憶の手がかりを探っていきます。PC向けVRゲームとしてSteam、Viveportで発売予定です。

(参考)UploadVR

ソ連の宇宙ターザンが宇宙(そら)を舞う「Yupitergrad」Quest版発売日が発表

旧ソビエト連邦の宇宙ターザン(という呼び名の宇宙飛行士)が木星軌道上宇宙ステーション内を駆け抜けるVRアクションゲーム「Yupitergrad」のOculus Quest/Quest2版が2021年1月28日(日本時間:1月29日)に発売されることが発表されました。

これと同時に、Quest版ならではの特典も発表。ひとつにQuest 2プレイ時における90Hzリフレッシュレートのサポート。初代Questでプレイする時にも増して、快適かつスムーズなワイヤーアクションが楽しめます。

ふたつに「タイムアタックモード」。これはSteamOculus StoreViveportで発売中のPC向けVR版にも実装されることが発表されていたゲームモードですが、Quest/Quest2版が先行する形になりました。PC向けVR版への実装に関しては、2021年第1四半期の内に実施予定の無料アップデートで追加されるとのこと。また、「タイムアタックモード」には20の新レベルのほか、グローバルリーダーボードも搭載。世界中のプレイヤー同士でコンマ1秒を競い合える遊びが楽しめます。

「Yupitergrad」は両手に装着されたグラップリングフックでワイヤーアクションを決め、宇宙ステーション内を進んでいくステージクリア形式のアクションゲーム。2020年8月よりSteam、Oculus Store、ViveportでPC向けVR版が発売中です。

(参考)VRFocus


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード