Home » 「車の中で楽しむVR」が正式スタート、まずは期間限定で


イベント情報 2019.10.12

「車の中で楽しむVR」が正式スタート、まずは期間限定で

ドイツのスタートアップHolorideは、自動車内での体験を想定したVRコンテンツ「Universal Monsters Presents Bride of Frankenstein」(Frankenstein VR)をリリースしました。このVRコンテンツは車の後部座席に座って体験するもので、車の動きがVR内に反映される仕組みです。

Holorideは、VR技術と自動車での使用を想定したコンテンツの制作を行っているVR関連企業です。ドイツの自動車メーカーのアウディやポルシェと、車両にVRコンテンツを導入するプロジェクトを行っていることなどで知られています。

車両の動きがVRコンテンツに反映

今回リリースされた「Frankenstein VR」では、プレイヤーは登場する悪霊を退治し、夫(=いわゆるフランケンシュタインの怪物)の元へパッケージを届けようとする花嫁をサポートします。本作には、車両の動きを検知するシステムが搭載されており、加減速や方向転換を行うと、その動きがVR内に反映されます。

「Frankenstein VR」の体験時間は、車の目的地までの距離に応じ、自動で調整されます。この仕様によって、毎回異なるVR体験が楽しめます(目的地と出発地が同じなら別ですが)。なお米メディアVRScoutによれば、目的地に到着し次第「Frankenstein VR」は終了する仕組みになっているとのこと。

今回のリリースに伴い、「Frankenstein VR」はハリウッドのUniversal Citywalkで、期間限定(2019年10月14日から11月9日まで)のアトラクションとして体験可能になります。

今回の「Frankenstein VR」のリリースについて、HolorideのCEO、Nils Wollny氏は以下のようにコメントしています。

我々は、車両に同乗する人たちの(乗車中の)体験を世界的に、可能な限り多くの車両で変えたいと考えました。同乗者の方々はVRコンテンツによって、彼らが愛するストーリーや世界観、キャラクターを乗っている車両に関係なく体験することができます。

(参考)VRScout

Mogura VRはVRScoutのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード