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業界動向 2019.11.25

「VALVE INDEX」ついに日本発売、レノボがARデバイス試作品を発表 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.待望のハイエンドVRデバイス「VALVE INDEX」、ついに日本発売。特典に「ハーフライフ」VR版も(11.22)
2.まずは“他人に見られないスマホ”? レノボがARデバイスの試作品発表(11.18)
3.ARスマートグラスで点検業務を効率化、NTTグループらが実証実験(11.20)
4.フィンランドのソーシャルVR企業が約4.2億円調達、研修や教育にも(11.15)
5.Oculus CTOカーマック氏、同社の顧問職へ。一線退くことを明言(11.15)
6.アパレルのトミーヒルフィガー、3D/VR活用へ投資強化(11.14)

待望のハイエンドVRデバイス「VALVE INDEX」、ついに日本発売。特典に「ハーフライフ」VR版も(11.22)

Steam開発・運営のValve(バルブ)社は、PC向けハイエンドVRヘッドセット「VALVE INDEX(バルブ・インデックス)」の国内発売を発表しました。11月22日(金)より予約を受付、11月28日(木)10:00から店頭販売をスタートします。

「VALVE INDEX」は5つのラインナップで販売され、ヘッドセット単体購入も可能です。また購入者特典として、後日Valveの新作VRゲーム「Half-Life: Alyx」が配布予定となっています。

【Topics】
・高解像度、最大144Hzのリフレッシュレート、VALVE INDEX コントローラーが特徴
・Steamと提携の株式会社デジカが日本の正規販売代理店に

「VALVE INDEX」体験レポートや最新情報は関連リンクをご参照ください。

まずは“他人に見られないスマホ”? レノボがARデバイスの試作品発表(11.18)

レノボが北京で開催したTech Worldで、ARヘッドセットのプロトタイプ「レノボARコンセプトグラス」を公開しました。バーチャルモニターを意図し、自分が見ているモニター画面を他人に見られない設計でプライバシーを保護。レノボは「今後登場の新ARグラスの特長の一つに過ぎない」と明言し、新たな機能搭載も示唆しています。

【Topics】
Road to VRはデバイスの3つのセンサー、nreal社NrealLightに似たレンズ形状と説明
・PCケーブル接続でバッテリー等を搭載せず、デバイスを小型化
・2019年5月法人向けARグラスThinkReality A6を公開

レノボ「ThinkReality A6」など関連記事はこちらです。

ARスマートグラスで点検業務を効率化、NTTグループらが実証実験(11.20)

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社は、TTK・サン電子・スプラッシュトップ・NTTドコモ東北支社の5社と共同で、5G×ドローン×ARスマートグラス「AceReal One」を活用したビル外壁の遠隔点検を実施、実証実験に成功しました。

同実験はドローンが取得した映像や各種飛行データなどの情報を、遠隔地の管制センターに送り、管制センターが受け取った情報を作業現場のARグラス画面に表示・指示するものです。

【Topics】
・点検熟練者の移動時間を削減、現場の並行対応など効率的なノウハウ継承が可能に
・AceReal Appsサーバー機能をドコモのクラウド上に構築。低遅延・セキュアな環境に
・サン電子AceReal One、NTTコムウェアKnowledgeMap xR、Splashtopを活用

フィンランドのソーシャルVR企業が約4.2億円調達、研修や教育にも(11.15)

アバターを使ったビジネス向けソーシャルVRプラットフォーム開発を行う、フィンランドのスタートアップGlue Collaborationは、シードラウンドで累計350万ユーロ(約4.2億円)の資金調達を実施しました。複数のベンチャーキャピタルやファンド、技術開発向け公的資金提供機関のビジネス・フィンランドも参加。調達資金により開発を加速します。

【Topics】
・2017年設立。フィンランド・ヘルシンキを拠点で社員数は30名(2019年11月現在)
・会議やデザインレビュー、教育やトレーニングで活用。3D描画を行うツールも完備
・プラットフォームの特長「セキュリティやプライバシー面の対応」を強調

VR遠隔会議システムを開発するSynamon、NTTデータの記事はこちらをどうぞ。

Oculus CTOカーマック氏、同社の顧問職へ。一線退くことを明言(11.15)

Oculus初期のプログラマーで、技術面でフェイスブックVR事業を率いてきたOculusCTO(最高技術責任者)ジョン・カーマック氏が、Oculus顧問CTOに異動・就任します。

同氏は継続してOculusの開発業務に発言権を持ちますが、開発の一線を退く予定で、今後はVR以外の課題、汎用人工知能に取り組むと語っています。

【Topics】
・2013年からOculusのCTOを務めた同氏の実績の紹介
・すでにOculus創業メンバーのすべてがフェイスブックを去る

OculusのCTOカーマック氏の過去講演&インタビューは、下記記事で紹介しています。

6.アパレルのトミーヒルフィガー、3D/VR活用へ投資強化(11.14)

世界で最大のファッション・テック企業を目指す、アパレル企業TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)は、バーチャルアバター(通称:バーチャルインフルエンサー)を自社で制作、SNSを活用したマーケティングを展開します。同時に製品のデザイン面でサンプルの廃棄をなくし、コストやリードタイムを削減できる3Dデザインを起用、また店頭での3D・VR技術導入にも取り組みます。

【Topics】
・同社はバーチャルインフルエンサーNoonoouriを通じた商品PRを実施済
・2022年までに全ファッション製品デザインはデジタル化との予測も
・バーチャルモデルによる商品展示。ロンドン、チューリッヒ店舗でデジタル体験を提供

バーチャルモデルおよびバーチャルインフルエンサー に関する記事はこちらです。


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