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VTuber 2018.12.08

VTuberオーディション番組「VER.」授賞結果発表、第二回開催も明言された記者会見レポート

VR法人HIKKYによる動画投稿型のVTuberオーディション番組、VER.(バージョンドット)の授賞式が11月25日に行われました。本番組は「ゲーム/エンタメ部門」と「クリエイター部門」の2つの審査部門に分かれており、優勝者にはそれぞれ賞金100万円と年間200万円のスポンサード、準優勝者にも総額100万円以上の賞金やスポンサードが予定されています。

今回、Mogura VRではVER.の「バーチャル記者会見」に参加。その様子やインタビュー内容をお届けします。

VER.について

「VER.(バージョンドット)」のスポンサーには、東京ゲームショウ2018にて株式会社セガゲームスがメインスポンサーとして発表されており、他にもSHOWROOM賞を提供するSHOWROOM株式会社をはじめ、オートデスク株式会社GugenkaCOMPPANORAVRChatMogura VRTSUKUMOがスポンサーとして協力しています。

https://www.youtube.com/watch?v=spofepSqhyw

VER.の授賞結果

今回VER.では多数の受賞者が発表されています。ゲーム・エンタメ部門では“いい声で歌うゴリラ”として広く知られるバーチャルゴリラが優勝、クリエイター部門では「歌ってみた」にて挑戦した朝ノ瑠璃が優勝となりました。受賞者の一覧はこちらから。


バーチャル空間で初となる「バーチャル記者会見」

今回行われたVER.授賞式では、新しい試みとして事前にバーチャル記者会見が行われました。場所はVRプラットフォーム「VRChat」の特設ワールド。他媒体の記者らも複数参加する中、筆者もバーチャル記者として参加しました。

今回記者会見に出席したのはVER.の公式応援団員「万丈トド」、番組MC「ときのそら」、名誉応援団長「東雲めぐ」、スペシャルゲストとして「ミライアカリ」、出演者「ロボ子さん」、そしてVR法人HIKKYから「動く城のフィオ」「万楽えね」「水菜」です(※敬称略)。

インタビューの内容

複数の質問が飛び交う中、筆者からの「VER.を通して得られた、一番大きなものは?」という質問には応援パワーとの回答。「最初は自分達だけで頑張っていたが、頑張れば頑張るほどに企業やVTuberなど、たくさんの方々から応援してもらえたのが嬉しかった」と、審査員のメンバーらが嬉しそうに語ってくれました。

また、少々今回の記者会見の本筋とはズレるものの、「VTuberをやっていて楽しいと思えるところは?」という直球の質問には東雲めぐさんやフィオさん、ときのそらさんらいわく「色々な人と出会えるのが一番の楽しさ」とのこと。現実では距離や時間の問題などもあって気楽に会えませんが、VR空間では気軽に出会いに行くことができ、誰とでも仲良くなれると声を揃えて回答してくれました。

特別ゲストとして参加したミライアカリさんは、「たくさんの動画が投稿されるのを毎日見ていて、可愛いかったり面白かったりする動画が多く、むしろこの動画の中からどれかを選ばないといけないというのがつらく感じられることもあった」とのこと。やはり動画を作る大変さやその苦労、そして何よりも“選べない”ほどの多数の楽しげな動画を前にして、流石のミライアカリさんもなかなか悩んだようです。一方で「VER.に関わらせてもらって幸せでした!」とのまっすぐなコメントもいただきました。

また、「VER.がこれからどのような活動を続けていくのか」との質問には、第二回VER.の開催もあるとはっきりと答えてくれました。特にバージョンドットの公式VTuberである万丈トドさんは、「自身が消えてしまわないように、SNSやバーチャルマーケットなどのイベントと連携して、更に大きくグローバルに活動していく」とコメント。海外からの問い合わせも多くあるそうで、距離などを気にせずに活動できるVRの強みを生かしていきたいと答えました。


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