Oculusは、日本時間27日未明に開催されたOculus Connect 5にて多くの新発表を行いました。発表の中で最も注目を集めたのは新たなハイエンド一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」。そのOculus Quest向けに、世界的に人気の映画シリーズ「スター・ウォーズ」に関する新たなVRコンテンツが発表されました。
予告されていた「ダース・ベイダーVR」
前日に予告されていた「ダース・ベイダーVR」ですが、予想通りOculus Connect 5の基調講演でルーカスフィルム傘下のILMxLABが登壇しました。
ILMxLABはすでに施設向けVRとして、「Secret of the Empire」というコンテンツを提供しています。映画「スター・ウォーズ」のエピソード3とエピソード4の間の出来事を描いており、反乱軍の特殊部隊が惑星ムスタファにある帝国軍の秘密基地に潜入するという15分程度の体験です。
Oculus Quest向けのタイトルとして発表されたのは、同シリーズで人気のあるキャラクター、ダース・ベイダーをテーマにしたVR体験「Vader Immortal」です。
「ダース・ベイダーが背後に立ったときの彼の呼吸音を間近に聴き、振り返って対峙します。また、ライトセーバーが手の中で起動する感触も感じられます」ともコメントされておいることから、プレイヤーはダース・ベイダーその人になるのではなく、何らかの物語の中でダース・ベイダーと対峙することになるようです。「Vader Immortal」は、3部作ということが明らかになっています。
ILMxLABは、「物語の中に人々が入れるようにする」没入型のエンターテイメントを開発することをミッションとしています。すでに施設で提供されている「Secret of the Empire」に加えて、家庭用のOculus Quest用に配信される「Vader Immortal」も繋がった物語とすることで、より物語への没入感を深める、ことを狙いとしています。
Oculus Questは身体や手を自由に動かすことのできるハイエンドの一体型VRヘッドセットです。2019年春に399ドルで発売されます。
（参考）Oculus公式
