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VRゲーム・アプリ 2024.01.04

「Unreal Engine」製のゲームを“VR化”できる非公式ツール「UEVR」配信開始

「Unreal Engine」で制作されたゲームを“VR化”する非公式ツール「Universal Unreal Engine VR Mod (UEVR)」がリリースされました。これにより「ホグワーツ・レガシー」や「8番出口」といった非VRゲームを、VRモードで遊ぶことができます

「UEVR」は、「Unreal Engine」に実装されているステレオ3Dレンダリング機能を強制的に有効にするツール。「Quest Link」などでPCと接続したMeta Questシリーズや、VALVE INDEXといったPC向けVRヘッドセットで使用できます。

同ツールのテスターを務めるアレックス・ニコラス氏によると、すでに数百種類のゲームでツールを確認しているそうです。また同氏は、「UEVR」とゲームの互換性(快適に使用できるか否か)をまとめたリストも公開しています。

VR化したゲームの操作は、ゲームパッドやキーボード・マウス、VRヘッドセット側のハンドコントローラー(3DoF/回転のみ反映)などで行えます。また、“UObjectHook”という機能を使用すると、ハンドコントローラーを通常のVRゲームのように使えるとのこと。

ゲームの各UI(画面表示)は、自動的にVR画面内の仮想スクリーンに投影する仕組み。またプレイヤー目線の高さなどを調節できる「UEVR」側のメニューも用意されています。

「UEVR」は、ゲームプレイのVR化には対応しますが、操作性のVR向け拡張はできません。例えばFPS系のゲームを遊ぶ場合、銃のリロードやアイテムを拾うといった動作は、各ゲームの操作(Yボタンを押すなど)の通りに行う必要があります。

なお、同ツールで遊べる各ゲームはVR向けの最適化が行われておらず、VRで遊ぶ際、PCに大きな負荷をかける可能性があります。高性能なグラフィックボード(GPU)を搭載していない場合は、画質や解像度を下げる必要があります。

(参考)UploadVR

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