3月20日(水)、「フォートナイト」のクリエイター向けツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」で、高品質な“MetaHuman”を活用できる機能が利用可能になります。これにより「UEFN」で作成したオリジナルマップに、メタヒューマンをNPCとして設置できるようになります。
そもそも「UEFN」は、「フォートナイト」に独自のゲームやマップを実装するためのアプリです。「Unreal Engine 5」に実装されている機能を多数利用でき、ゲームクリエイターやゲーム開発企業にも活用されています。
今回UEFNに実装されると発表されたMetaHuman機能は「MetaHuman Animator」と「MetaHuman Creator」の2種類です。
「MetaHuman Animator」は、iPhoneとPCで人物をキャプチャして、高クオリティの3Dモデルを生成する機能。顔の動き、表情などを精確に再現できる点が特徴となっています。
「MetaHuman Creator」は、デジタルヒューマンを約1時間という早さで作成できるツールです。ヘアスタイル、顔の特徴、身長などを自由にカスタマイズできます。
「ロケットリーグ」関連アセットが登場
自動車サッカーゲーム「ロケットリーグ」関連のアセットが、新たに「UEFN」に追加されたことも告知されました。「フォートナイト」は以前から「ロケットリーグ」とのコラボレーションを行っていましたが、今回の更新では“Rocket Racing島”が作れるテンプレートと、「ロケットリーグ」の車両を呼び出せるスポナーが実装されました。
また今年の5月には、バトルロイヤルゲーム「Fall Guys: Ultimate Knockout(Fall Guys)」に関連したアセットやアニメーション、ジェリービーンズ(Fall Guysの操作キャラクター)も実装する予定とのこと。
「LEGO」関連アセットが登場
クリエイティブモードと「UEFN」で、一部のユーザーがLEGOに関連したアセットが使用できるようになりました。本作とLEGOは2023年12月にコラボを発表。一部スキンにミニフィギュア風の「LEGOスタイル」が実装されたほか、サンドボックスワールド「LEGO Fortnite」などがプレイ可能になっています。
今回、LEGOアセットが使用可能になったのは「島クリエイタープログラム」の参加者で、追加の利用条件に同意することで、各種テンプレートや小道具、消費アイテムといったLEGOアセットを使って“LEGO島”を制作できるそうです。なお、LEGOで制作されたマップでは、プレイヤーの使うスキンは自動的に「LEGOスタイル」に変化するとのことです。
(参考)Epic Games