2005年にアメリカのWizkids社、後にCalliope Games発売に変更されたボードゲーム「通路(Tsuro)」。
2019年にはSteam、Oculus StoreでVR版「Tsuro – The Game of The Path」が発売された本作ですが、新たにOculus Quest版も10月23日(※日本時間10月24日)に発売されることが発表されました。開発・販売はThunderbox Entertainment。価格は9.99ドル(※日本円:990円)です。
「通路(Tsuro)」は参加者それぞれに当てられた石が盤上から落ちないよう、タイルを配置して道を作り、最後まで生き残ることを目指すボードゲーム。1981年に野村トーイ(現:ハズブロ)より発売されたパズルゲーム「チクタクバンバン」を連想させる作りが特徴で、その分かりやすさと合間時間に遊べる手軽さで好評を博しました。大きく描かれた古代中国風でやや日本っぽさもある龍と朱雀、”通路”の文字も見所です。
(ボードゲーム版「通路(Tsuro)」)
2015年にはiOS、Android向けにモバイルアプリ版が発売。「ループバトル」、「ロングロード」の独自ルール、最大8人まで参加可能なオンライン対戦が新たに収録されました。1人でも手ごわい3人のAIを相手に戦えるほか、「ドラゴンマスター」なる究極の試練に挑めるなど、やり甲斐のある内容になっています。所々”KANCHIGAI”だらけの日本庭園が対戦の舞台となるボードゲーム版特有の雰囲気(世界観)も健在です。
2019年発売のVR版はValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Oculus Goのヘッドセットをサポート。内容はモバイルアプリ版がベースで、Quest版も先行したPCVR、Go版と同じものになるとのことです。また、オンライン対戦はクロスプレイにも対応。モバイル版、Steamそれぞれのプレイヤー同士で楽しめるようです。
なお、Oculus Storeで販売中のRift、Goのクロスバイに対応するかについては不明。ストアページも執筆時点では開設されておらず、日本語に対応するかも明らかになっていません(※Steam、Oculus Storeは共に対応)。今後の情報公開が待たれます。