VRと独自に制作された現実空間のステージが織りなす新世代のアトラクション施設「The Void」、アメリカ・ユタ州リンドンに建設中で2016年のオープンを目指しており、現在β版が公開されています。ここで使用されるVRヘッドマウントディスプレイに関する情報が明らかになっています。
注目は、片目2Kという高解像度で視野範囲180°の湾曲した有機ELディスプレイ。Oculus Rift の視野範囲が100°という事を考えると、かなり広い事が分かります。解像度は片眼2k。The Void設立者のケン・ブレトシュナイダーは、このデバイスの開発に私費25万ドル(日本円にして約3000万円)を寄付しています。
消費者向けのヘッドマウントディスプレイではないため、Oculus Rift製品版などを凌駕する高性能なVRヘッドマウントディスプレイヘッドマウントディスプレイとなっています。オーディオにもハイエンドのバイノーラルヘッドフォン採用。映像だけでなく、サウンドの体験もリッチ。マルチプレイ使用に向けたマイクも備わっています。
The Voidの情報が明らかになったDutch VR Daysのこちらの動画(英語)の53:00付近からThe Voidの講演を聞くことができます
ベータ版の体験は、年内で体験できるものは発売直後数時間で売り切れています。また、いつこの新しい「Rapture」が採用されるのか未定です。新しいデバイスを使ってそこでしかできないリッチな体験ができることは、魅力的ですよね。
関連記事:VRアトラクション施設The VOID、β公開。あの作品とのコラボも。予約制で1プレイ10ドル
(参考)
Road to VR:First Look: The Void’s 2K ‘Rapture’ VR Headset with Curved OLED Displays
http://www.roadtovr.com/the-void-rapture-vr-headset-2k-curved-oled-display/
※米Road to VRとMogura VRはパートナーシップメディアです。