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VTuber 2024.05.22

カバー、ANYCOLOR、UUUMが「誹謗中傷対策検討分科会」を新たに設置 企業12社が賛同

VTuber事務所を運営するカバー株式会社ANYCOLOR株式会社は、UUUM株式会社とともに「誹謗中傷対策検討分科会」を設置したと発表しました。

3社はこれまでクリエイターエコノミー協会の設置した「誹謗中傷対策検討会」へ参画しており、誹謗中傷対策としてキャンペーンを通じた啓発活動やパネルディスカッションに取り組んできました。

しかし、明確な悪意がある加害者に対しては、これらの活動だけでは不十分であるという課題があったとのこと。そこで、所属クリエイターの誹謗中傷対策に通報窓口や対策チームを設置して取り組んできた3社で構成される分科会を設置する運びとなりました。

分科会はクリエイターを抱える企業12社が賛同し、さらに総務省、警視庁刑事部、一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)、一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)、弁護士法人Authense法律事務所、弁護士法人GVA法律事務所の後援をうけ、損害賠償請求や警察との連携など、3社が取り組む具体的な誹謗中傷への取り組みについても発表されました。

クリエイターからのコメント

HIKAKIN(UUUM所属YouTuber)

クリエイターエコノミー協会は民間主導の取り組みではありますが、
行政や民間のこれだけ多くの企業や団体が賛同もしくは後援してくれ
ている状況は、とても心強いです。
ネットにおける誹謗中傷の深刻化に伴い、多くの関係者が対策に向け
て動いている中で、今回のような取り組みの輪がもっと大きくなり、
より多くの方々に知っていただけると嬉しいです。
最後に、クリエイターエコノミー協会の取り組みを通じて、クリエイ
ターだけでなく、エンターテイメントに関わる皆さんがより安心して
活動ができるようになることに期待したいと思います。

ときのそら(ホロライブプロダクション所属VTuber)

活動をはじめた当初からたくさんの言葉を投げかけられました。
そのほとんどが優しい言葉です。

でも中には傷つく言葉もあり、わたし自身、涙をこらえながら
活動することもあります。

長く活動していてもその気持ちに慣れることは簡単ではありません。
言葉は思っているより強く相手に届きます。
SNSでの誹謗中傷がなくなることを心から願っています。
みんな、相手のことを思い優しい気持ちでSNSを使ってくれたら
うれしいです。
また、これからも希望のある対策が増えていくと良いなと思っています。

(参考)カバー プレスリリースクリエイターエコノミー協会 note


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