2022年2月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。VRヘッドセットMeta Quest 2(旧Oculus Quest 2)のシェア率はさらに増加。“初代”Questとの合計シェア率は50.92%に達しました。半数以上の「SteamVR」ユーザーがQuest系デバイスを使用している計算です。
Meta Quest 2自体のシェア率は1.07%増加し、47.09%となっています。初代Questのシェア率は微減(-0.12%)して3.83%ですが、Quest2のシェア率増加が上回った形です。仮に、このペースでQuest 2のシェア率が増加し続けた場合、同ヘッドセットの“単独シェア率”は、年内には50%を超えると思われます。
Oculus Rift Sや初代Oculus Riftなどを含めた、Meta社(旧フェイスブック)製デバイスの合計シェア率は67.18%。2月の67.27%からわずかに減少しています。
VALVE INDEX(バルブ・インデックス)のシェア率は微増(0.07%)し、 14.43%となっています。HTC VIVEのシェア率は7.27%(-0.04%)、HTC VIVE Proは1.55%(-0.16%)です。米メディアUploadVRは、現時点では2022年内に新しいPC向けVRヘッドセットの発売が予定されていないことから、今後もQuest 2のシェア率の増加は続くと論じています。
ハードウェア利用状況調査について
Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。
本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。
(参考)UploadVR
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