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ゲーム・アプリ 2022.02.08

【Steam月例調査】Meta Quest 2が過去最大の“伸び”を記録 シェア率は約46%に

2022年1月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)のシェア率は、過去最大の伸び率を記録。同ヘッドセットのシェア率は約46%(46.02%)に達しました。

Quest 2のシェア率は昨月比で6.4%上昇。2021年のホリデーシーズンに非常に好調なセールスを記録したことが報じられており、今回確認された“伸び”は、この情報を裏付ける結果のひとつと言えるでしょう。

2022年2月現在、Meta社(旧フェイスブック)は、ホリデーシーズンの売上を公表してません。ただCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は2022年2月3日のEarnings Callで、Quest 2の起動に必要な公式アプリが、クリスマスにApp Storeで1位になったことを紹介しています。

1月のVRヘッドセットを使用するSteamユーザーの割合は、2.14%でした。米メディアRoad to VRによれば、推定される月間ヘッドセット接続数は約340万台とのこと。グラフからは、2021年末から1月にかけて、大きく接続数が伸びていることが確認できます。同メディアは、2021年と比較した場合の接続台数の増加割合は、29.46%だったと説明しています。

Quest 2がシェア率を伸ばす一方、他のVRヘッドセットのシェア率は低下しています。Oculus Rift Sは13.10% (昨月比−1.67%)、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)のシェア率は、14.36% (−1.43%)でした。

HTC VIVEの場合は、2月のシェア率は 7.31% (−0.95%) でした。Windows Mixed Reality系ヘッドセットは4.99% (−0.70%) です。なお、Road to VRによれば、これらのVRヘッドセットはシェア率こそ下がっているものの、台数として数えた場合、その数は増加しているとのこと。

メーカー別では、メタ社(Quest、Quest 2、RIft Sなど)製VRヘッドセットが、合計約67.3%のシェア率を記録しています。
 

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)Road to VRUploadVR

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