VRオープンワールドゲーム「Skyrim VR」と「ChatGPT」を組み合わせることで、NPCに“自然な会話”を行わせるMODの開発が行われていることが明らかになりました。
MODの開発は、YouTubeチャンネル「Art from the Machine」が行っています。発表によると「ChatGPT」とAIツール「xVASynth」を組み合わせることで、NPCとの会話を可能にしたとのこと。
通常の「Skyrim VR」では、NPCに話しかけた際、決まったやり取り(選択肢)を選ぶことで会話できます。NPC同士のランダム会話なども発生しますが、それらのセリフも、あらかじめ決まったセリフが使用される仕組みでした。MODによって、そのシステムが大幅に変化します。
公開されたテスト映像(Pythonスクリプトを使用)からは、NPCが(元々のセリフとして設定されてない)ゲーム内の時間を答えたり、プレイヤーが拾ったアイテムを認識して答えたりする様子などを見ることができます。
開発中のMODでは「考えさせて(let me think)」の後、NPCが会話を行うシステムになっていますが、このワードは変更できるそうです。なお「xVASynth」は、NPCのリップシンク(口の動き)を動作させるために使用されています。
記事執筆時点では、MODの一般公開日などは決定していません。「Art from the Machine」は「ChatGPT」のAPI使用料に関する課題を解決する必要があると説明しています。
(参考)Road to VR
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