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ゲーム・アプリ 2017.09.23

【TGS2017】名作オープンワールドRPGをVRにするとどうなる?PSVR『スカイリムVR』

Bethesda Softworksからリリース予定の『The Elder Scrolls V:Skyrim VR』。オリジナルの『The Elder Scrolls V:Skyrim』はオープンワールド型のPRGで、その広大な世界と詳細な設定は世界中の人々を魅了し、そして多くの時間を奪っていきました(筆者もその一人です)。

東京ゲームショウ2017のソニー・インタラクティブエンタテインメントブースにてPlayStation®VR対応版が試遊できましたので、その様子をレポートします。

試遊プレイの流れ

試遊プレイは雪山からスタート。山賊が待つダンジョンに入り、奥にいる巨大クモを退治するとクリアです。

製品版ではPlayStationのコントローラー(DUALSHOCK4)での操作にも対応とのことですが、今回はPS Moveにてプレイ。両手のMoveを左右の手に見立て、敵に対し剣を振ったり魔法を放ったりすることができます。また、Moveを使った際の移動方法はワープ形式。右手のMoveの×〇ボタンで左右に回転します。

VR版を体験してみて

ゲームがスタートして周りを見渡すと、雪山の地表が見えます。しかし、もともとオリジナル版でテクスチャで岩肌の凹凸を表現していたところをVRで近づいてみてしまうと、「ああ、これテクスチャだ」というのが見て分かってしまいます。無念。まあ広大なオープンワールドを再現してるんだから、処理的にも作業量的にもこれは仕方ないよねと言い聞かせて次に進みます。

山賊がでてきたので、両手の武器/魔法を切り替えて華麗に仕留めようとするも、PS VRを被っているとMoveのボタンの位置が見えずに混乱してしまいました。実際に剣を振って戦おうとしましたが、敵の動きが早くて回り込まれ、つい直接体を回転して敵の方向を向いてしまったために、センサーがMoveの位置をロストしてしまったようで、剣はあたらず。結局火炎の魔法を撃ち続けるだけの対応で進むことにしました(試遊版ではHP、MPとも減らない模様)。

ダンジョンに入っても、中に置いてあるアイテムは拾えなかったので、時々火炎の魔法を放ちながら、ダンジョンをひたすら進むことに。もともとが螺旋階段もあったりと、360度に複数階層のダンジョンを堪能するゲームではありますが、一人称視点で進むと方向を見失ってしまうのはリアルっぽく、結構迷いました。ダンジョンの終端で、クモの糸で作られた壁を火炎の魔法で焼き払い、奥の巨大クモを倒したところで試遊終了です。

プレイした感想としては、もともとVR向けで作られたのではないゲームをVRにしようとしたときの困難さを改めて実感しました。しかも、Moveを使ったプレイだと、センサーから外れるため後ろを向くことができないので素早い対応もしづらく、ワープ方式での位置移動も含めて、これドラゴンと戦うのって結構難しいんじゃないかという印象です。

半面、迷うほどのSkyrimの広大な世界を肌に感じるのだろうなあというのを、世界を移動していて感じました。その場合はDUALSHOCK 4での操作がいいのかなとは思いますが(そうすると、移動時の酔いの懸念があります)。SkyrimファンならVRで感じるこの世界、触れてみてはいかがでしょうか。

※画像はhttps://www.playstation.com/en-us/games/the-elder-scrolls-v-skyrim-vr-ps4/ のものです。

関連リンク
『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』
https://elderscrolls.bethesda.net/


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