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ゲーム・アプリ 2022.02.24

「RTA in Japan」で披露された「バイオハザード7」VRモードのRTA挑戦は何がすごかったのか?

2月19日(土)日本の大規模RTAイベント「RTA in Japan ex#1」で、「バイオハザード7 レジデント イービル」のVRモードのタイムアタックが行われました。PlayStation VRを使用した「バイオハザード7」のRTAは「RTA in Japan」では初めて。“チャレンジャー”のしたいさんは、約1時間41分で踏破しました。

YouTubeに公開されたアーカイブはこちら。

本記事では、今回のRTAプレイのすごさをプレイ中のコメントと踏破後のnoteを参考に一部紹介します。


(画面左側に表示されているのがしたいさん。ハシゴ関連のネタを紹介中の一幕。)

今回のRTAの大きな特徴は、ゲーム画面しか見えないという点。一般的な「RTA in Japan」では、挑戦者がTwitch視聴者のコメントを横目に見ながらゲームをプレイできますが、したいさんの場合はPlayStation VRで視界が塞がってしまいます。本人のnoteによれば、このプレイスタイルがかなり不安だったそうです。

もうひとつの問題はVR酔いです。とくに「飛び降りる」「下に落ちる」といったアクションでは酔いが生じやすいので、したいさんの場合は目をつぶって対応したとのこと。酔いの影響のために練習時点でも1日に1周が限度だったそうです。

さらにコントローラーで選択する「クイックターン」よりも、自分で素早く振り向いた方が速いことから、首を何度も激しく動かすという苦労も。プレイ中「なんでこんなことはじめちゃったんだろう」と本音をこぼすシーンもありました。

そうした問題を克服しつつ、イベントの展開を先読みして、あらかじめ首の向きを固定したり、ボスキャラを指定の位置におびき寄せたり、しゃがんだ状態でナイフでカウンターを入れたりといったプレイを披露しています。

途中では予想外の敵の動きに翻弄されるシーンもありましたが、持ち前のゲームスキルでアドリブ対応。壁抜けバグを使ってイベントをスキップするといったRTAならではの効率的なプレイもあり、コメント欄からは驚きの声があがっていました。

したいさんは完走後のnoteで「一発勝負のRTA in Japanではほぼ最高と言っても過言ではない走りだったかと思います」とプレイを振り返り。「RTAじゃない通常のVRプレイであれば(「バイオハザード7」は)最高に面白い」とコメントしています。

したいさんのnoteはこちら。
https://note.com/shitai1130/n/ne420e5af6736

これまでにも「Half-life:Alyx」などのVRゲームでRTAに挑戦するプレイヤーは見られましたが、今回の「バイオハザード7」のプレイをきっかけにVRゲームのRTAにチャレンジする挑戦者はますます増えることになるかもしれません。次はどんなチャレンジャーが登場するのか、期待が高まります。

(参考)YouTubenote


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