オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」が、「第9回Roblox Developers Conference」にて複数の新機能を発表。「Roblox Connect」や新しい会話AIツール「Assistant」、強化されたアバター作成ツールなどが公開されています。
「Roblox Connect」は、デバイスのカメラでユーザーの動きをキャプチャし、リアルタイムでRobloxアバターに反映する機能です。フレンドリストに登録されているフレンドと会話する際に利用でき、Robloxの世界に没入できるような体験が可能になります。実装は2023年下旬の予定です。
会話型AIツール「Assistant」は、2023年初めにリリースされたAIツール「Code Assist」と「Material Generator」β版の機能を引き継いだものです。Code Assistのリリース以降、生成されるコードの量が倍増し、Material Generatorを使用したクリエイターは、物理ベースのレンダリングマテリアルの使用率50%以上であることが明かされています。
さらに、アバター作成を強化する新たなツールも多数発表。これらの機能は1年を通して展開される予定で、個性的かつ表現力豊かなアバターを簡単に作成できるようになります。
詳細は下記の通りです。
・新しいメッシュとテクスチャのAPIにより、クリエーターはエクスペリエンス内のアイテムを変更できるようになります。具体的には、形状・寸法や、テクスチャの変更が可能となります。
・新しい機械学習ツールにより、クリエーターのモデル作成プロセスが自動化されます。また新しいプレビュー機能により、自分のアバターがどのような表情になるか、エモートの様子、アクセサリーや重ね着をした際にどのような動きになるかを確認できます。
・クリエーターが写真とテキストプロンプトから数分で簡単にアバターを作成し、カスタマイズできるようになります。
その他、クリエイターがRobloxで収入を得るための新たな手法として、新しいサブスクリプション提供方法を近日中に開始する予定です。さらに、本人確認済みのRobloxプレミアムアカウントを持っている人なら誰でも、Robloxマーケットプレイスで販売する3Dアイテムを作成できるよう、9月末に案内する予定となっています。
なお、Robloxは同イベントでPlayStation 4とPlayStation 5への対応、あわせてVRヘッドセットMeta Questへの正式対応も発表しています。
(参考)公式提供資料