Steam、Oculus Storeで発売中のVRスポーツゲーム「Racket: Nx」が、国際オリンピック委員会(IOC)公認の国際ラケットボール連盟(IRF)からの公式認定を獲得しました。本作はIOC主催の公式eスポーツ大会「オリンピックバーチャルシリーズ」の種目承認と選出を目指し、ゲーム側のさらなる拡張を進めていくとのことです。
「Racket: Nx」は「アルカノイド」、「ブレイクアウト(※ブロック崩し)」などの往年のアーケードゲームに着想を得た、新感覚のVRスポーツゲーム。
プレイヤーは近未来的なドーム内に立ち、ラケットで浮遊している球を飛ばし、オレンジ色のパネルを破壊していきます。
テニス版「ストラックアウト」とも言えるルールですが、勢いよく打ち返すと球が壁を伝ってパネルを破壊してくれるなど、近未来ならではのユニークな要素が盛り込まれているのが特徴。ゲームモードもエンドレス形式の「アーケード」、ステージクリア型の「ソロ」のほか、オンラインにも対応した対人戦「マルチプレイヤー」が収録されています。
「オリンピックバーチャルシリーズ」は2021年5月13日から6月23日にかけて開催され、野球、自転車、ボート、セーリング、自動車の5競技が実施されました。
野球と自動車は、日本から「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」、「グランツーリスモSPORT」が競技用ゲームとして選出されています。
現時点でVRゲームからの選出はありませんが、今回のIRFの公式認定で、本作「Racket: Nx」が将来的な有力候補として名を連ねる形になりました。今後、競技のひとつとして加わるのか、それを目指したゲーム側の拡張も含め、動向が注目されます。
(参考)VRFocus