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イベント情報 2018.05.22

HoloLensの今後の方向性を示す Microsoft Build2018現地レポート

こんにちは。DataMesh株式会社のマーケティングマネージャー、安井祐太朗です。DataMeshグループは世界最大級のMR(複合現実)スタートアップ企業で中国の北京に本社があり、東京とシアトルに子会社、ロンドンと上海・広州にオフィスを持っています。中国ではエンタメ・プロモーション・教育/トレーニングなどあらゆる方面でMRの活用が進んでおり、DataMesh日本法人でも大手自動車メーカーなど製造業やテレビ局を中心にMRを使ったソリューションを提供しています。

さて、2018年5月7日から5月9日まで、マイクロソフト本社があるシアトルにて同社最大の祭典である技術者向けイベント「Microsoft Build 2018」が行われました。

弊社DataMeshグループはMRのデモ展示のため、同イベントに出展企業として参加しています。この記事では、Microsoft Build 2018のMRブースの様子や今後のMRの方向性についてレポートします。
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まずは開催前の様子から。MRの分野では、世界各地のMRパートナーの中からマイクロソフト本社が選定した4社がデモの展示を行いました。その中でも北京に本社があり、東京・シアトル・ロンドンなど世界各地に活動拠点を持つ弊社は「MR×AI」をテーマに、バーチャル上に表示したオブジェクトや、簡単な会話が出来るバーチャルの投資顧問ロボットを展示しました。 

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(前日の弊社ブースの様子。様々な角度から第三者視点でMRを可視化するため、ジンバルを使っています)

当日のMRゾーンや、展示を行った企業を紹介

ここからは当日の様子、そして今回MRゾーンにて展示を行った4社をご紹介します。

 

こちらはMRの展示ゾーンと会場の様子です。展示スペースの広さからマイクロソフト社のMRに対する期待の高さがうかがえます。開催期間中は参加者で常に満杯でした。

1.CAE社

CAE社は「MR×ヘルスケア」の分野で展示を行っていました。こちらは「VimedixAR Ultrasound Simulator(AR超音波シミュレーター)」という、HoloLensを使って人体の臓器をシミュレーションするトレーニング。特別に開発された超音波シミュレーターを人形の体の上で移動させながら、臓器の3D画像や超音波画面をHoloLensおよびモニターから確認できるというものです。詳しく知りたい方はCAE社Webサイトをご参照ください。

2.TAQTILE社

TAQTILE社は「MR×トレーニング」の分野で展示を行っていました。今回展示されていたのは「Manifest」というソリューションで、HoloLensを使ってステップ・バイ・ステップで工事現場や製造現場での作業をガイドするというものです。デモは電子回路の組み立てをHoloLens上の指示に従って行うという内容で、各ステップでどの部品をどの場所に当てはめれば良いのか分かりやすく表示していました。 

3.KAZENDI社

KAZENDI社は「MR×遠隔コミュニケーション」の分野で展示を行っていました。こちらは「HOLOMEETING」と呼ばれるMRを使った遠隔ミーティングソリューションで、3Dオブジェクトを遠隔地の人と共有するというものです。参加者を3Dアバターとして表示し、身体の移動や視線のトラッキングが可能なのも特徴的でした。

4.DataMeshグループ

そして弊社DataMeshは「MR×AI」の分野で展示を行いました。MRでバーチャル上の投資顧問ロボットを作成、簡単な受け答えとクイズ(MR上のロボットがこちらが指定した物体を視認して当てるというもの)をするという内容です。

さらにこの展示は弊社の「DataMesh Live!」というソリューションを用いており、デバイスを装着していない人でもモニターやスクリーンを通じてMRを体験できるよう、第三者視点での可視化を行っています。


 
当日はHoloLensの開発に携わっている方々も多数MRブースに足を運んでおり、マイクロソフト本社のCEOであるサティア・ナデラ氏や、Kinectの生みの親であるKudo Tsunoda氏が興味深く各ブースを回る姿も見られました。

 
(写真左:マイクロソフト本社CEOのサティア・ナデラ氏)
 
(写真中央:Kudo Tsunoda氏 写真右:DataMeshグループCEOの李 写真左:DataMesh Japan代表の王)
 
当日は世界中からメディアが取材に訪れており、弊社もたくさんのインタビューを受けました。こうしたメディアの多さからもMRに対する関心の高さがうかがえます。
 
 
(写真左:メディアの取材を受ける、DataMeshグループCEOの李)
 
また、上記4社のようなマイクロソフト社が認定するMRパートナー企業という形ではありませんが、今後期待される活用事例として、マイクロソフト本社の方がJRCS社(日本企業)の展示を行っていました。こちらはコンセプトのデモのみではありますが、MRで海運管理シミュレーションを行うという内容です。
  

今後のMRの可能性を示唆したMicrosoft Build 2018

アフターパーティーは出展企業やBuild参加者を対象に、シアトルセンターを貸し切って行われました。各自がお酒や食事を取りながら、それぞれ思い思いに情報交換をしていましたが、会場にはビリヤード台やバンドの演奏があったりと、海外企業ならではの演出も多数見受けられました。

 

さて今回のMicrosoft Buildですが、MRという観点からは今後の方向性を指し示すメッセージだったのではないかと思いました。日本ではエンタメ・プロモーションといった場面でのMR活用が増えつつありますが、Buildでは今回の出展企業に見られるように、ヘルスケアやトレーニング、ビジネス上のコミュニケーション、AIといったビジネスの現場での活用をイメージした展示が中心となっています。今後、HoloLensがBtoBの現場に深く浸透してゆくであろう、というマイクロソフト社のメッセージを強く感じました。
 
それ以外にも音声や画像認識などマイクロソフト社が提供するAIサービスの展示も多数行われており、今後MRはこうした先端AI技術との組み合わせにも力を入れていくものと思われます。 
今後は世界的にビジネスの現場でHoloLensを活用したサービスが増えていきそうです。 
(会場で展示されていたマイクロソフト社のAI関連サービス)


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