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Meta Quest 2024.04.21

対話型AI「Meta AI」が将来的にMeta Questシリーズに導入されると発表

4月18日、Meta社は同社が手掛ける最新AIモデル「Llama 3」を発表。このモデルを実装した対話型AI「Meta AI」を、Meta Questに導入する方針を明かしました。記事執筆時点では、具体的なリリース時期などは発表されていません。

「Meta AI」は、ユーザーからの問い掛けに反応し、リアルタイムの情報を提供。「入れるレストランを検索する」といった各種情報の条件検索や、他ユーザーのFacebook投稿から情報を得るといったことが可能です。例えば、アイスランドで撮影されたオーロラの写真をFacebookで見つけた場合、オーロラを見るのに最適な時期を「Meta AI」に聞くことができます。

記事執筆時点では、「Meta AI」はアメリカのほか、オーストラリアやカナダ、シンガポールといった国で提供されています(日本は対象外)。FacebookやInstagram、WhatsApp、Messengerの検索欄で利用可能で、アメリカではスマートグラス「Ray-Ban Meta」にも導入されています。Webブラウザ上でのサービスも開始されましたが、現時点では国内からは使用できません。

「Meta AI」ではImagine機能を使用することで、テキストから写真のようにリアルな画像を生成可能になりました。本機能は、本日(4月18日)より、アメリカのWhatsAppとWebブラウザ版「Meta AI」で利用可能になります。

また「Llama 3」によって、画像の生成が高速化されたとのこと。入力と同時に画像が生成され、カスタムGIFアニメーションなども作成できるそうです。

現時点では、Meta Questに実装される「Meta AI」がどのように機能するかは明かされていませんが、MRモードの使用時に(「Ray-Ban Meta」に実装されているような)見えている看板をAIで検索して教えてくれるといったシステムが実装されると予想できます。日本での提供時期やQuest版に関する「Meta AI」の続報を待ちたいところです。

(参考)Meta


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