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【PSVR】「メドゥーサと恋人」レビュー。一人称と三人称の視点が混在する、癖の強い実験作

無数の毒蛇から成る頭髪、宝石のように妖しく輝く眼球、そしてそれを見た者を石へと変えてしまう能力。ギリシア神話に登場する「メドゥーサ」は、それら三つの特徴を持つことで知られる怪物です。伝承によれば、元は美少女で、海の神であるポセイドンの愛人でした。

しかし、オリュンポス十二神の一柱「アテナ」の神殿でポセイドンと交わったがために彼女の怒りを買い、先述の特徴を持つ醜い怪物に。その後、アテナと十二神の一柱「ヘルメス」の助力を受けた英雄「ペルセウス」の手により、彼女は首を斬り落とされる顛末を辿りました。


(画像:ウィキメディア・コモンズより)

その悲劇性のある物語と特徴的な容姿・能力から、後にレオナルド・ダ・ヴィンチ、サルバドール・ダリなどの著名な芸術家によって彼女をモチーフとした作品が多く生み出されました。現代においても漫画、映画、ゲームなどの娯楽分野で彼女を基としたキャラクターが多く誕生しています。特にゲームは、敵としての登場がよく見られる傾向にあります。

https://www.youtube.com/watch?v=6IWzIXArsK8

今回紹介するPSVRタイトルメドゥーサと恋人は、敵ではなく、主人公(及び味方)としてのメドゥーサを扱ったVRアクションゲームです。2017年5月9日の「Unite Tokyo 2017」で初お披露目され、その後、「Tokyo Indie Fest」(TOKYO SANDBOX)、「東京ゲームショウ」などのイベントへの出展を数度経て、2019年4月5日、PLAYISMよりPlayStation VR用ソフトとして発売されました。

目を合わせぬよう、二人で過酷な旅路に挑むアクションゲーム


本作は視線が合った生き物を石化させるメドゥーサと、その恋人で剣士の「ガイオス」の二人を操作しながら遊ぶ、ステージクリア型のアクションゲームです。魔女にかけられた石化の呪いを解くため、全6つのエピソード(ステージ)を舞台に繰り広げられる過酷な旅路に挑みます。

最大の特徴はメドゥーサとガイオス、二人を交互に動かす独特な操作。以降は一人プレイ時のケースとなりますが、左のコントロールスティックでメドゥーサ、右のコントロールスティックでガイオスを動かし、ステージを進んでいきます。また、双方が立ち止まった時、VR機器に映し出される画面はメドゥーサ側から見た視点になっていて、上下左右に本体を動かしますと、ステージ内の地形、風景を見渡せます。

この時、注意しなければならないのが、ガイオスの位置です。彼女はメデューサ、視線が合った生き物を石化させてしまう能力の持ち主です。それはガイオスに対しても例外ではなく、仮に彼と視線が合いでもすれば問答無用で石化し、ゲームオーバーとなってしまうのです。なので、ガイオスと視線が合わないよう視界を調整し(ガイオス側も彼女の位置に注意し)、立ち回っていかなければなりません。危険な能力を持っているなりの、慎重な操作を心がけながらステージ攻略に挑んでいくことになるのです。まさにVRというデバイスゆえにできた、メドゥーサ特有の苦悩を追体験できる仕組みになっています。

視線合わせの回避に徹するだけに留まりません。先の石化能力はガイオスに対して害となる一方で、敵には強力な一撃必殺技として猛威を振るいます。ガイオスの剣でなら、数回攻撃しないと倒せない敵すら、いとも簡単に無力化してしまうのです。しかし、回数に限りがあり、使いすぎると疲れからメドゥーサが目を閉じ、専用のゲージが回復するまでの間、石化による攻撃はできなくなります。

しかし、使いすぎもいけません。敵を石化させるたびに「カルマ」と呼ばれる値が上昇し、彼女が理性のない怪物へと成り果てる引き金になります。もし、高い値を維持しながらエンディングまで進めば、どんな顛末を迎えるのかは……ご想像の通りです。このように操作も独特ならば、戦い方にも工夫が必要という極めて癖の強いシステムで構成されており、様々な意味で唯一無二のアクションゲームに仕上げられています。

ちなみに一人プレイの場合は一人二役なのに対し、二人プレイ時はメドゥーサ側はVR機器のみで視界操作、ガイオス側はテレビを見ながら二人を操作と分担して進めていく形になります。それぞれが割り振られたキャラクターを動かすのではなく、片側に特定の操作が集約される点でも、良くも悪くも唯一無二な作りと言えるでしょう。

移動時に三人称視点へ切り替わる仕組みを導入したことによる利点と弊害

本作は、思い通りにキャラクターを動かせるようになるまでのハードルがとても高いものになっています。特に厄介なのが移動時の視点です。メドゥーサの視点はずっと一人称(主観)視点、ガイオスはメデューサから見た三人称視点と想像するかもしれませんが、全く違います。二人が移動する時は、三人称の俯瞰視点になるのです。一人称視点は二人が足を止めた時、メドゥーサの視点として映し出される仕組みなのです。

この仕組みがプレイヤーを困惑させます。何しろ、メドゥーサ側の視点から見てガイオスを動かす訳でも、ガイオス側の視点から見てメドゥーサを動かすのではなく、第三者ことプレイヤーの視点で動かすのです。しかも、左右のスティックに移動が割り当てられている関係で、カメラ位置調整の操作がありません。

ゆえに始めて間もない、操作にも慣れない頃は困惑必至です。無意識に左右いずれかのスティックに触れたために三人称視点へ意図せず切り替わったり、二人共に足を止め、メデューサの視点にしたらガイオスが正面にいて、咄嗟の判断も間に合わず石化し、ゲームオーバーとなることが起こり得ます。裏を返せば、スティック二本を同時に倒して動かせば、二人の位置を正確に捉えながら進めていけますが、先の通り、カメラは固定です。一切、動かせません。

こう言った仕組みの関係で、慣れるまでは双方の位置関係把握にとても苦労します。慣れたとしても、左右のスティックでキャラクターを動かすと間もなく三人称視点へと切り替わる仕組みが、先の意図しない被害を招いたりします。

特に本編最初のボス戦が行われるエピソード3は、敵の無限湧き、移動を繰り返すボス当人などの特徴から、この仕組みの弊害が顕著に現れます。さらに風景も閑散としていて、進むべき方向を見失いやすくなっているのも問題をより大きくしています。

何故、このような仕組みを採用したのか。その意図は察するに、酔い対策なのかもしれません。ファーストパーソンシューター(FPS)みたく、一人称のまま地続きで移動する仕組みでは、プレイヤーに大きな負担を与え、二人が協力し合う本作の遊びに集中できなくなる。メドゥーサが恋人と目を合わせることのできない苦悩を酔いもなく、集中的に感じ取ってもらうため、移動時に限定した三人称視点が考案されたのでしょう。

実際、本作はこのおかげで全く酔うことがありません。筆者も始めからラストまで、一度も酔いを発症することなく遊びきれました。ここは素直に本作の評価点と断言できます。ですが、その反動でどの視点か混乱しやすく、エピソード3では何度もゲームオーバーとなりました。

ガイオスを動かす時にメドゥーサ視点、メドゥーサを動かす時にガイオスの視点とし、三人称は特定ボタンと同時押しで左右のスティックを倒した時に限り切り替わる。そのような操作系であれば、多少は視点の混乱を抑えられたように思います。

残念ながら、本作はそのような措置もなく、不安定なまま収束してしまっている印象です。メドゥーサは移動も含め、完全な一人称視点とし、酔い対策でワープ方式を取り入れるぐらい、思い切っても良かったのではないでしょうか。厳しく言わせていただきますが、このまとめ方は詰めが甘いと言わざるを得ません。

実験作の印象が否めず


全6つのエピソード、ステージの構成も基本、基本、目的地(ゴール)への到達、ボスの撃破を中心に展開していく関係で味気なさが否めません。エピソード4は複数の目標を順番に達成しながら進める、起伏のある内容で楽しませてくれただけに、他も工夫を凝らした構成にして欲しかったと思います。

ボリュームもエンディングまでは1時間もかからず、短めです。ですが、三種類の難易度、「カルマ」と「愛」の値に応じての結末変化、エピソードごとにスコアが記録されるなど、周回プレイへの意欲を促す要素は充実しています。短いからこそ、いずれも気軽に挑戦できるのも魅力です。
難易度も最も簡単な「やさしい」であれば、ダメージを恐れずの力押しで進めていけます。視点の混乱しやすさこそあれど、理不尽なバランスになっていないのはせめてもの救いと言えます。

また、怪物だけあって不気味な印象のあるメドゥーサですが、本作の彼女は伝承にある美少女を表現した魅力溢れる容姿をしています。波打つ髪も美しさと妖しさが入り混じったものになっていて、強烈な印象を残すことでしょう。

メドゥーサの石化能力に着目したシステム、目を合わせられない二人という切なさともどかしさに富んだストーリー設定など、全体的に意欲的な試みが光る仕上がりです。
しかし、移動時における三人称視点の問題から、癖の強さとハードルの高さが際立つ、実験作の印象が否めないゲームになっています。

視点周りがもう少し練られていれば、と思うところもありますが、怪物と謳われるメドゥーサの悲哀を感じさせる遊び心地は可能性を感じさせます。一風変わったアクションゲームをお求めなら、ぜひ挑戦してみていただきたい一本。ただ、繰り返しになりますが、視点周りの癖の強さは本物ですので、挑むに当たっては心の準備をお忘れなく。

ソフトウェア概要

タイトル

メドゥーサと恋人

価格

2,480円(税込)

プラットフォーム

PS4(PSVR専用)

開発・発売元

PLAYISM / ship of EYLN / MiCRO ViSiON

購入サイト

PS Storeはこちら

備考

CERO B(12歳以上対象)

(参考)メドゥーサと恋人 |  プレイステーション オフィシャルサイト



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