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VR体験施設 2021.10.13

USJ「鬼滅の刃 XRライド」はどんなアトラクション? 作品の再現度やコースターの魅力を紹介

大阪の大型テーマパークユニバーサル・スタジオ・ジャパンで、2022年2月13日(日)まで、ライドアトラクション鬼滅の刃 XRライドが開催されています。XR(VR・AR・MR)ジェットコースター「XRライド」による360度大迫力の映像で、劇場版「鬼滅の刃」の世界を体験できます。


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable TM & © Universal Studios. All rights reserved.

これまで「ルパン三世」「エヴァンゲリオン」「進撃の巨人」などとコラボをしてきたXRライドですが、一大ブームとなった「鬼滅の刃」と聞いて興味を持ったファンも少なくないでしょう。今回の記事では、Moguraスタッフが実際にXRライドに乗って体感したレポートをお届けします。

なお、XRライドの内容の一部ネタバレが含まれていますのでご注意ください。

XRライドに乗るまでも鬼滅の世界を再現

XRライドの建物の外観は駅になっており、大阪にちなんで「浪花駅」という名称に。スタッフもライドではレトロな駅員の姿で、物品販売では袴姿でお出迎えしてくれました。

また、ヘッドセットは「ハイカラ眼鏡」という呼び名で統一されており、大正浪漫の世界観を感じさせてくれます。

(初日の)待ち時間は120分から150分ほど。施設の中は駅舎のイメージとなっており、通路に設置された左右のモニターによって、停まっている汽車や駅の外の街中風景が再現されています。まるで駅舎から無限列車をのぞいてるような光景が広がっていました。通路の照明も一部レトロな電灯に変更されています。

「列車に乗ると行方不明になるという噂がある」といったナレーションから始まり、乗る前から気分を高めてくれます。途中には魘夢(えんむ)の怪しげな声がする場所もありました。

覗き込む炭治郎、放たれる必殺技……大興奮のXRライド

https://www.youtube.com/watch?v=uM-n2-dKgfA

XRライドでは眠りこけてた乗客の1人という設定となっており、ヘッドセットを通して炭治郎たちの活躍を一人称視点で見ることができます。出発前は列車の1両目にいましたが、列車が動き出すと魘夢に乗っ取られ、気づけば屋根の上で動けなくなっていました。列車には膨張した肉や目玉が張り付いており、まさしく劇場版のような光景が広がっています。

そこへ颯爽とやってきて、のぞき込んで声をかけてくれる炭治郎。その後も入れ替わり立ち代わりキャラクターがやってきて、声をかけて敵を倒しに去っていきます。ライドに登場するのは炭治郎、禰�豆子、善逸、伊之助、杏寿郎、猗窩座(あかざ)、魘夢で、いずれもフルボイス。コースターの下がるタイミングで各キャラクターの必殺技が発動する演出になっており、落ちる恐怖感とドキドキと必殺技の威力のイメージが重なって、必殺技が普通よりも一層強そうに見えました。

詳細は省きますが、ライドの終わりは無限列車の映画とはまた違った展開となっており、様々な解釈ができる点も良かったです。

XRコースターとしての怖さや満足度は?

気になる「ジェットコースターとしての怖さ」ですが、列車の真ん中あたりにいる設定のため、前方に伸びる列車から曲がる方向や次に落ちるタイミングなどが予見できるので、ある程度心構えをする余裕があります。

以前体験した「ルパン三世カーチェイス XRライド」は建物の外壁、橋の欄干、街中をフィアットで滑走していたので、そちらと比較すると怖くないかもしれません。

また、ヘッドセットは結構な激しさで揺れても取れることがなく、位置ずれすることもありませんでした。最初にヘッドセットを被った際は、スタッフから「進行方向を指してください」と声かけられるなどの気配りも感じられます。

ストーリー構成が良く、必殺技と落下のタイミングや猛スピードで走る列車など、映画を見た人なら一層楽しめるようになっていました。キャラクターも映画の主要キャラクターが全員出ているので、ファンも納得の内容だと思います。


外には炭治郎たちの大型の人形や、おなじみのキャラクターたちの衣装も展示。鬼殺隊特別訓練ラリーやコラボメニュー、グッズも用意され、ファンとしては満足度の高い1日となりました。

「鬼滅の刃 XRライド」の開催期間は2021年9月17日(金)~2022年2月13日(日)まで。公式ページおよびチケット予約先はこちら。
USJ:鬼滅の刃 XRライド

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable TM & © Universal Studios. All rights reserved.

レポート:kure
執筆:ノンジャンル人生


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