自動車メーカー・ジャガーは、VRをプロモーションに利用しています。正規ディーラー各店舗では、新型サルーン「XE」とSUV「ディスカバリー・スポーツ」の2台のバーチャル試乗を体験することができます(制作:カディンチェ株式会社)。筆者は、ジャガー新橋店で体験してきました。
ジャガーの店頭でOculus Riftを装着して体験できるコンテンツは全部で4種類です。
ジャガー・バーチャル・ドライブ
XE×KEI NISHIKORI
今夏に日本上陸が予定されている新型サルーン「XE」。この体験では、錦織圭選手の運転する新型XEの助手席に乗ってドライブデートができます。
始まると運転席側のドアが開き錦織選手が入ってきます。ドライブ中はジャガーの特徴や道行く風景などを話しかけてくれます。最後はまたお会いしましょうとい言葉をかけてくれて運転席から降りた後、窓から手を振ってバイバイして終了です。
6分間、あの錦織選手と二人きりで普通に公道を走っているドライブ気分を味わえます。
F-TYPE CONVERTIBLE
オープンカーのF-TYPEの助手席でテストサーキットを時速200kmで走り抜け、ヘアピンカーブを曲がるなど普通ではなかなか体験できない走行を日本語吹替の解説付きで楽しめます。4分間です。
ランドローバー・バーチャル・ドライブ
RANGE ROVERとDISCOVERY SPORT
オフロードコースを今年4月より販売が開始されたSUV「ディスカバリー・スポーツ」で走行するものです。
最大水深90㎝の水没した場所や急な登り坂や下り坂をゆっくりですがスイスイ進む様とその運転をサポートするハイテクシステムに驚きです。両方とも6分間です。
映像の解像度自体が若干低く、車内の窓から外を見ても風景が少しぼやけていたり、後ろを振り返ると座席の背もたれで外が見えづらかったりするのが課題ですが、店内に充満している車の匂いも相まって十分本当に走行中の車内にいる気分になれます。
車酔いしやすい方は全部のコンテンツを体験すると22分かかることと、オフロードコースはかなりでこぼこした悪路を走行するため車酔いするかもしれません。
終了期間は今のところ未定です。少し入りづらい外車の販売店ですが、ぜひ足を踏み入れて体験してみてはいかがでしょうか。
(参考)
ジャガー・ランドローバーのバーチャル試乗体験システムを開発 カディンチェ株式会社
http://www.kadinche.com/archives/3674