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AR/MR 2018.09.07

「デレステ」にARフォトモードが登場、担当アイドルが現実にやってくる!

様々なプレイヤーから愛される「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」シリーズ。コンシューマーゲームやスマホアプリ、ラジオにアニメ、漫画やCD、そしてライブと、幅広くその魅力を展開し続けています。2016年にはPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)対応ソフトもリリースされました。

この「アイマス」シリーズのスマホ向けアプリ「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」が9月初旬にアップデートされ、アイドルたちをAR(Augmented Reality/拡張現実)で現実に呼び出し、フォトセッションができるようになりました。ダンスパフォーマンスをしてもらうことや、ポーズ指定などが可能です。


(Mogura VRのオフィスでアイドル・渋谷凛を呼び出してみたところ。ぐるりと回り込むこともできる。ちなみに近づきすぎると「対象に近すぎます」と警告が

ARスタジオは「マーカーモード」と「オートモード」の2種類。「マーカーモード」では公式Webサイトにて配布されているpdfファイルをダウンロードして印刷、その後マーカー部分を切り抜いて床に設置し、カメラで認識することでアイドルが表示されます。一方「オートモード」は床面をカメラで検出し、マーカーなしでアイドルを表示することができますが、一部の機種のみが対応しています(対応機種等については後述)。

アプリ内で「ARスタジオ」を選ぶには、メニューの「アイドル」→「プロデュースノート」→「アイドル選択」→「フォトスタジオ」で選択します。

実際に動いているところに近づいてみると、これが非常にかわいらしい。モデルのクオリティも高く、また足下の影とその動きからくる「そこに渋谷凛がいる感」もかなりのものです。


(こちらは強烈な着ぐるみを多数着ることで知られる個性派アイドル・上田鈴帆。ぐるりと回り込めるので衣装の背中側まではっきりと分かる)

ライブラリはVuforiaを使用、対応機種はまだ限られる

ゲーム内の表記によると、今回のAR機能にはPTC社のVuforiaを使用しているとのこと。

このAR機能はVuforia FusionGround Plane機能を使用しているものと思われます。したがって「オートモード」でアイドルを表示した場合、Vuforia Fusionの対応デバイス一覧であるこちらの表がほぼこのAR機能の対応機種表となることが推測されます(マーカーモードは上記機種以外でも利用可能)。

オートモードは床面検出の時にスケールが設定されるため、出現のさせ方によっては大きくなったり小さくなったり、場合によってはキャラクターがブレることも。しかし完璧ではないとはいえ、担当アイドルが現実の風景の中にいるのは代えがたい体験です。精度面の向上や対応機種拡大を含め、今後に期待がかかります。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

(参考)アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ

 

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