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業界動向 2023.01.06

すべての車内でVR体験を フロントガラスに設置する小型デバイス登場

2023年1月4日(現地時間)、車載VRコンテンツを提供するholorideが、あらゆる車両でVRコンテンツを楽しめるデバイス「holoride retrofit」の発売を発表しました。

(出所:公式発表)

メーカーに依存しないVR体験

holoride retrofitは、重量半ポンド以下(約220グラム程度)、スマートスピーカーとほぼ同じ大きさの丸型コンパクトデバイス。

メーカー、モデル、年式を問わず、すべての車両に対応可能で、Bluetoothで最大2つのVRヘッドセットを同時に接続することで、外出先でマルチプレイヤーゲームやアプリを楽しむことができます。専用の吸盤で車のフロントガラスに取り付けでき、1回の充電で最大14時間持続するとのことです。


(出所:同上)

2022年3月、同社はHTCと提携し、「VIVE Flow」を一部のアウディ車に導入することを発表。11月には、ドイツでこのプラットフォームが正式に発売され、アウディの一部モデルの車内で、VRゲームやアプリなどのコンテンツを楽しめるようになりました。

「holoride retrofit」は、アウディ車に限られていた体験をすべての車へと拡張するデバイスと言えるでしょう。

199ドルから購入可能

「holoride retrofit」の発売を記念して、holorideは、エミー賞受賞スタジオARVOREの新しいゲーム『Pixel Ripped 1995: On the Road』を、holorideプラットフォームの加入者に提供します。プレイヤーは、9歳のゲーマーとして、家族でドライブに出かけながら、バーチャル・フレンドを救い、失われたピクセル・ストーンを回収する任務を負います。

そのほか、『Cloudbreakers: Leaving Haven』『Einstein Brain Trainer』などのタイトルを含むVRゲームやアプリケーションを車内で楽しむことができます。

「holoride retrofit」は、holorideの公式オンラインサイトにて、199ドル(約27,000円)で現在入手可能です。また、HTCのVRヘッドセット「VIVE Flow」とholorideプラットフォームの利用権(1年間)、安全ストラップを含む「retrofit Pack」を、799ドル(約107,000円)で提供しています。

(参考)VRScout プレスリリース

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