株式会社ハシラスは、開発中の施設向けVRアトラクション「オルタランド」の最新情報を公開しました。新たにイラストレーターのnocrasさんがコンセプトアートやアバターデザインを担当し、世界観を再現したイラストが公開されています。
オルタランドは、約12×7メートルのスペースで20人以上が同時にVR内に入って楽しめる同時体験型のVRアトラクションで、VRの世界のテーマパークを他のプレイヤーと一緒に歩き回って交流することができます。
VR内には広大な空間が広がっており、現実のスペースに制約されずにはるか遠方に見える建物や空中に浮かぶ島などに⾏くことができます。また、オルタランド内には多くのアトラクションが存在し、VRゴーグルを付けたまま、VR内でシームレスに楽しむことができます。
オルタランドの体験レポート記事(前編・後編)はこちら。
グラフィックやアトラクションを刷新し、美しいVR世界を構築
現在開発中のバージョンでは、東京ゲームショウ2018出展バージョンからグラフィックやアトラクションを全面刷新。コンセプトアートデザインにはイラストレーター / デザイナーのnocrasさんを招き、息を呑むほど美しいVR世界を構築中とのこと。
nocrasさんはこれまでに「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、 「ゼノブレイド2」など有名ゲームタイトルのアートワークに参加しており、オリエンタルテイストでかわいらしいキャラクター、緻密に作り込まれた美術など独自の世界観で注目を集めています。
オルタランドの世界観はオリエンタルファンタジーをモチーフとしており、荘厳でありながら温かみのある建築物の数々や、空中に浮かぶ島々などを、かわいらしいアバターをまとい、VRで自由に見て回ることができる、とのこと。
ランド内の配置されたアイテムは自由に手に取って遊ぶことが可能で、例えば自撮り用カメラを使えば友達と一緒にVRで記念撮影を撮り、体験終了後にプリントアウトすることも可能とのこと。複数人で楽しめるゲームや謎解きコンテンツが用意される他、ジェットコースターで広い範囲を縦横無尽に駆け巡ったり、巨人になって他のプレイヤーを見下ろしたり、巨大ボスをみんなで撃退したりと、多彩な体験が予定されています。
VRヘッドセットは「HTC Vive Pro Eye」の採用
VRヘッドセットは「HTC Vive Pro Eye」の採用が予定されています。内蔵されたアイトラッキング機能を用いてユーザーの視線やまばたきなどをアバターの外見に反映することで、「目」を使ったより高度なユーザー間コミュニケーションが可能です。
(参考)株式会社ハシラス プレスリリース