USB-Cを搭載した新型Gear VRで、手と指の動きを細かく読み取れる赤外線センサー「Leap Motion」を用いたハンドトラッキングが可能になることが分かりました。
USB-Cを通してLeap Motionが使える
新型Gear VRは8月3日に発表。フォルムを黒に一新し、リバーシブルで挿しやすい新規格の「USB-C」に対応しています。USB-Cコネクタを使用することで、Leap Motionと接続してのハンドトラッキングが可能であることが判明しています。
Leap Motion社によると、「USB-C端子を介してデータ転送が可能なので、Leap Motionをポートに接続することで利用可能になります。ただし、動作にはAndroid用のソフトウェア開発キット(SDK)が必要」とのこと。
Leap MotionのAndroid SDKは現在「プライベートα」のバージョンで、今年中には続報を発表するとしています。
モバイルVR×ハンドトラッキング
Leap Motion社は、Leap Motionを約80ドル(日本では10,000円程度)で販売しています。同デバイスはVRヘッドセットに取り付けて、手を目の前にかざすことで操作したり、VR内の物体とインタラクティブなやりとりをすることができます。
Leap Motion社は「私たちは多くのヘッドセットとの組み合わせをテストしてきましたが、Androidは重要なターゲットになるでしょう」と述べています。
Oculus社のCTOジョン・カーマック氏によると、新型Gear VRのUSB-CポートはPCなどとつなげたデータ転送はできず、USB専用デバイスの利用にとどまるとのこと。
コードレスなモバイルVRの代表であるGear VRと、フリーハンドで手の動きを読み取れるLeap Motionの組み合わせは、フットワークの軽いVR体験により没入感をもたらすと期待できます。
新型Gear VRの日本での発売時期は不明です。
(参考)
Upload VR / Gear VR Capable Of Hand Tracking Via USB-C And Leap Motion(英語)
http://uploadvr.com/gear-vr-hand-tracking/