アメリカ・ニューヨーク州に拠点を置くゲーム開発会社「iNK Stories」が2018年、Google Daydream(以下、Daydream)向けにリリースしたVRミステリー「Fire Escape」。そのPC版が4月29日(※日本時間:4月30日)、Steamでリリースされることが発表されました。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift。言語サポートは英語のみです。
アパートで起きる殺人事件の真相に迫るミステリーアドベンチャー
「Fire Escape」は、ブルックリン・ニューヨーク市区中心部の「クラウン・ハイツ(Crown Heights)」のアパートで起きる殺人事件の様子をリアルタイムで描き出すミステリーアドベンチャーゲーム。プレイヤーはアパートの各部屋を自由に覗き見て、入居者の様子を観察しながら事件の真相に迫っていきます。
リアルタイムの言葉が示す通り、部屋の観察中は見ていない部屋でも何らかの出来事が推移。どの部屋を重点的に調べるか、プレイヤー自身の選択と判断力が試されます。本編も3つのエピソードで構成され、それぞれ約20分規模に及ぶストーリーが展開されます。演出面でも映画監督アルフレッド・ヒッチコックの手法をインスパイア。常に不安を煽り立てられる緊迫した雰囲気の中、観察と調査を行っていく形になります。
当初、Daydream独占タイトルとしてリリースされた本作ですが、2019年の同ヘッドセット販売終了もあって、新規プレイのハードルが上がった状態になっていました。2018年のリリースから約2年の時を経て、iNK Storiesの処女作でイラン革命を描いたアドベンチャーゲーム「1979 Revolution: Black Friday」同様に、PCで遊べるようになります。
なお、本作の売上の約25%は新型コロナウィルスの救済活動に寄付されるとのこと。また、VRヘッドセットなしでのプレイにも対応しています。
ソフトウェア概要
タイトル |
Fire Escape |
発売・開発元 |
iNK Stories |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift |
プレイ人数 |
1人 |