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ゲーム・アプリ 2016.06.28

【体験レポ】PS VRと武器型コントローラーの見事な組み合わせを楽しめるFPS『Farpoint』

宇宙船が墜落し、火星を思わせる惑星を歩き回り、異世界の生物を撃ちながら帰還を試みる。

6月中旬に開催されたE3でソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)が新たに発表したPS VR向けFPS『Farpoint』はPSVRの新しく発表されたPlaystation VR Aim Controllerのデモを兼ねたシューティングゲームでした。

Farpoint体験ゾーンはゲームの舞台となる惑星を模した装飾が施されるほどの手の込みっぷり

Aim Controllerは「アサルトライフル」に

『Farpoint』は、立った状態でHMDを装着し、Aim Controllerを持ってプレイするゲームです。Aim Controllerの持ち心地はBBガンと似たような感覚で、目に見えているのは未来的なアサルトライフルです。コントローラーにストックがついていないので肩にあてることができないこと、バイブレーションがないことから、撃った実感は視聴覚からしか受け取れません。

FarpointAim Controllerの各ボタン説明

照準(ドットサイト)を覗くと、本物のように正しく狙うまで映らないところも銃そのものです。基本的に進行方向は決まっており、左手(トリガーにかけていない方の手)の親指がちょうど乗っているジョイスティックを操作して歩きます。HTC Viveのように現実で歩くわけではないので若干よろけますが、進行方向が前方向のみで一定なので気持ち悪くなるほどではありませんでした。

未知の惑星を進む緊張感

舞台は未知の惑星。プレイヤーは、通路のようになっている獣道を進んでいきます。進んでいくと、30㎝ぐらいの大きさのクモのようなものがカサカサと目の前に現れ、こちらに向かって飛びついてきます。運のよいことにアサルトライフルを打つと一発で爆散して倒すことができました。

弾をリロードするにはトリガーの上、BBガンで言うところのマガジンのリリースがあるボタンを押します。そのまま歩きながら敵を倒していくゲームプレイが中心に。敵は徐々に大きくなったり、胃酸を吐くなどの攻撃もしてきます。

このゲームはいくつかのレベル(ステージ)で構成されていますが、各レベルにつき、ある程度進行すると「Memory loaded, playing back…」という音声と共に青いグリッドが表示されて次のレベルに進みます。途中でショットガンとロケット、手榴弾を入手してそれぞれを駆使して敵をドバドバと倒していく流れに。FPS好きならたまらない展開です。銃の交換(ゲームパッドFPSでのY/△ボタン)で肩にかけてある別の銃と交換しながら進んでいきます。

最後は、最初に出てきたクモの大きさ40mほどの巨大なバージョンが出てきて画面が黒にフェードしてデモが終わります。

VRならではの感覚と、それをさらに深める専用コントローラー

直線的に進んだり、銃を持って撃つといった進行はアーケードのシューティングゲームを彷彿とさせますが、周りに世界が広がっている感覚と美しい景色を眺めることができるのはVRならではの素晴らしい点です。

VR用のコントローラは様々なものが登場しています。PS Move、Oculus Touch、SteamVRコントローラーなどもFPSで使うことがあります。一方でこのAim ControllerはさらにFPSに特化していて、両手の位置が相対的に固定されているため、「銃を持っている」感覚がかなり強くなっていました。

FPS好きにとってはたまらないゲームとコントローラーの組み合わせになりそうです。

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