2019年のエミー賞のノミネート作品が発表されました。VR作品からはILMxLABによるスターウォーズのVRゲーム「Vader Immortal」とFable Studioが手がけたインタラクティブVRフィルム「Wolves In The Walls」の2作品がノミネートされました。
今回、「Vader Immortal」と「Wolves In The Walls」は、エミー賞2019の「インタラクティブメディアにおける優れたイノベーション」の部門のファイナリストに選ばれました。
エミー賞とは、米国テレビ芸術科学アカデミーが主催するアワードで、様々なジャンルの番組やテレビに関連する業績に贈られる賞です。「TV界のアカデミー賞」とも呼ばれます。、デイタイム番組、プライムタイム番組、スポーツ、ニュース、ドキュメンタリー、海外制作の番組、制作技術や放送機器、技術など様々な部門が設けられて表彰が行われます。
今回ノミネートされた「Vader Immortal」は、「スターウォーズ」シリーズで人気のキャラクター、ダース・ベイダーをテーマにしたインタラクティブなVRコンテンツです。「スター・ウォーズ」シリーズを手がけているルーカス・フィルム傘下の開発スタジオILMxLABが制作しました。
ILMxLABはこの作品をゲームと呼ばず、ダースベイダーの人生と動機に焦点を合わせる一種の「インタラクティブな映画体験」と呼んでいます。
もう一作品は、元Oculusのコンテンツ制作チームが立ち上げたFable Studioによる「Wolves In The Walls」。ルーシーという想像豊かな8歳の女の子とインタラクティブに交流しながら話を進めるVRフィルムです。
2018年のエミー賞では、合計7つのVR作品がノミネートされ、Oculus制作の「ヘンリー」が「Outstanding Original Interactive Program」(オリジナル・インタラクティブ・プログラム賞)を受賞し、ScatterのVRドキュメンタリー「ゼロデイ」が「Outstanding New Approaches:Documentary」(新しい手法によるドキュメンタリー賞)を受賞しました。2019年の年のエミー賞は今年は9月22日に開催されます。
(参考記事)VRScout