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VRゲーム・アプリ 2024.04.18

プロ野球で試合中のリプレイに活用される3D映像技術“ボリュメトリックビデオシステム”とは?

4月25日(木)18:00に日本テレビ系プロ野球中継「DRAMATIC BASEBALL」で放送される「巨人 対 中日」のセカンドモニターとして、ボリュメトリックビデオVRライブ配信が、XR配信プラットフォーム「Blinky」で行われます。

本配信では、自由視点映像を切り替えて視聴が可能で、キャッチャー視点、ファースト視点、三遊間視点の3アングルを選択し、迫力ある選手たちのプレーを超至近距離で体感できます。

ボリュメトリックビデオは野球中継で2年前から実装され、当時は大きな話題に。ピッチャーが球を投げる瞬間にカメラが一周する演出や、バッターが打つ瞬間、地面を一度すり抜けて回転する場面などが再現されていました。

それ以降、野球中継の要所では、試合のリプレイ映像として活用されています。DRAMATIC BASEBALLのYouTubeチャンネルでも、試合の名場面がボリュメトリックビデオ化して配信されています。

そもそもボリュメトリックビデオシステムとは?

そもそも、ボリュメトリックビデオシステムは、被写体の周囲に配置したカメラ複数台で撮影した画像から、3次元データを生成するシステムです。撮影した大量の画像を3次元データとして再構成することで、実際にはカメラのないはずの上空や、試合中の選手の後ろ姿など、自由な視点で映像を楽しめます。この技術は、VTuberのライブ演出などにも活用され、アーティストがVTuberとバーチャル空間で共演するといった演出も可能です。

今回のBlinkyの野球中継の場合、東京ドームに設置された101台の専用カメラを使い選手たちを自由な位置や角度で見られる3D映像を生成しているとのこと。これにより、視聴者はまるで試合中のグラウンド内で選手の迫力あるプレーを間近で見るような、通常では実現できない試合観戦を楽しめるそうです。

配信はスマートフォンやブラウザから視聴可能で、さらにMeta QuestシリーズやPICO シリーズなどのVRヘッドセットにも対応します。VRデバイスからであれば、より没入感のある野球観戦が楽しめそうです。

配信概要

配信日時 2024年4月25日(木) 試合開始(18:00)から試合終了までライブ配信
日本テレビ系プロ野球中継 巨人 対 中日
配信視聴ページ https://live.blinky.jp
※無料で視聴可能(会員登録不要)
視聴可能端末 スマートフォン、PC・タブレット端末、ヘッドマウントディスプレイ
ヘッドマウントディスプレイ対応機種 Meta Quest 2、Meta Quest 3、Meta Quest Pro、PICO Neo3、PICO 4
配信プラットフォーム Blinky(ブリンキー):https://blinky.jp
運営:株式会社アルファコード

(参考)プレスリリース


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