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イベント情報 2015.11.19

【体験レポ】VRゲームも展示されていたデジゲー博2015

11月15日秋葉原UDXで同人ゲーム、インディーゲームの展示・即売会デジゲー博2015(同人ゲーム、インディーゲームの展示・即売会)が開催されました。

デジゲー博全体で182サークル中VR関係の展示は8サークルでした。 その中から特に印象に残ったものを3つご紹介します。

ふりかけ屋「箱庭の彼女」

 

3人称視点でカメラは固定されているタイプのアクションゲームです。 カメラは部屋の監視カメラのような位置でステージを見下ろしています。コントローラーを使って近未来風の基地で主人公の女の子を動かして銃で敵を倒したり、見つからないようにやり過ごしてゴールに行くステルスゲームです。

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基地は最深部目指して進んでいきます。足元に水が溜まっていたり、赤外線センサーの赤いレーザーの光が映えたりと、全体的に暗めの雰囲気なので何が仕掛けられているのかとワクワクします。次の部屋に入ると別のカメラに移動します。カメラの移動はまばたきのように暗転するためと、キャラクターの移動スピードが遅いため、酔いにくく設計されています。アクションゲームとはいえ、非常に操作しやすく、照準が頭の動きに連動しているため、自分はマトを見るだけでボタンを押せば攻撃することができます。エレベーターでボタン操作する際にも、コントローラーのどのボタンを押せばよいか赤くしたコントローラーのアイコンが現れる親切設計です。 image05 少女の足元にゲージが表示されているのもVR内で見やすい工夫です。 ボス戦で戦闘ロボットが閉まっていたドアを壊して登場するシーンはスローモーションになり、破片がカメラに向かって飛んでくるのでぶつかりそうな迫力があります。実はこのロボは倒さず奥のエレベーターに逃げ込むのが正解だったりします。

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筆者はアクションゲームが苦手なため何度も死んだ結果、作者のおかず氏に手伝っていただき最後まで終えました。最後は、今まで監視カメラの距離で見ていた少女がこちらを見つめて銃口を向けると「ごめんね」と射殺されてエンディングです。

タイトルの箱庭は結局なんなのかわからないまま、少女の最後の行動の謎が深まったままなので製品版が楽しみです。

ゲームを始める前にGear VRで操作説明を見ることができるため、待ち時間の有効活用になってました。足音や銃声、爆発音、それらの残響など建物内部の広さや材質を感じられる音響も印象的でした。

なお、本作はOculus Shareにて公開されており、無料でダウンロード可能です。

Hydrangea「The Gunner of Dragoon」

乗馬フィットネス機器JOBAに跨ることで空飛ぶドラゴンに乗った感覚が得られ、襲ってくるドラゴンを撃つシューティングです。作者は野生の男氏。 Leap Motionも使用しているのでVR内に銃を握った自分の右手を見ることができるのでより中にいる感覚があります。

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PCの性能が上がり、以前体験したものより映像が綺麗になってました。 VR内で高い場所にいる場合、映像が綺麗であればあるほど高さを感じるので臨場感が増します。JOBAに跨っていますが、Oculusを被って正面から扇風機の風を浴びていると、ドラゴンの背に乗って空中散歩している気分になれます。

スタートしてすぐJOBAが前にガクッと落ちるのとVR内のドラゴンが地上に向かって下がったタイミングが連動したときはかなり怖かったです。ガクンガクン動きますが酔うこともありません。 ピストルで光弾を撃つのも当たりやすいので落ち着いて周りを眺めながら撃てて爽快でした。 image01                                                                                          

デジタルハリウッド大学大学院ゲームゼミ「ZIP ZAP BOTz」

上半身と下半身に別れてしまったロボを合体させ建物から脱出させるため、監視カメラやロボットの視界をジャックして進めて仕掛けを解いていく脱出ゲームです。

移動方法として視線をジャックしていくというのが大変面白いポイントでした。瞬間移動のようなものですが、カメラやロボットの目にしか移動できない点がユニークです。

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まばたきするようにジャックする対象に乗り換えていくので全く酔いません。 操作は、最初は監視カメラをジャックするために目線を見ていくだけです。ロボットをジャックすると、Leap Motionで両手が使えるようになるので、ブロックをはじきとばしたり、ドアを開けるスイッチを押すことができます。

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色々視線を乗り換えていくので元の場所がどこなのか若干わかりにくいところは気になりますが、次にジャックできるカメラやロボットは常に1つなので迷うことはありません。それに次にどこの視線を奪えばいいのか場所がわかりにくいときは、そばのスタッフさんがヒントをくれるので、楽しく進めていくことができました。 image08


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