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VTuber 2021.07.22

バーチャルの姿で配信をしたい人必見! 人気アバター系アプリの使い方を紹介

近年、スマホで手軽にライブ配信できるプラットフォームが人気を集めています。その中には、VTuberのようにキャラクターになって顔出しせずに配信ができるプラットフォームも多数あります。

もともと、バーチャル上で本格的な配信をしようとすると、機材や高度な知識、予算など高いハードルが待ち受けていました。しかし「REALITY」「Mirrativ」のようなアプリを使えば、スマホ1台ですぐにでも配信が可能です。また、アバターのカスタマイズやコラボ機能など、より配信を楽しくする機能が用意されているアプリもあります。

今回の記事では、スマホでアバター配信が可能なプラットフォームを紹介します。

目次

REALITY
IRIAM
Mirrativ(エモモ)
SHOWROOM(SHOWROOM V)
各アプリの比較

REALITY

「REALITY」は、スマホでバーチャルライブのできるアプリです。3Dアバターは自分好みにカスタマイズが可能で、インカメラでユーザーの表情を読み取って動きと連動します。さらに、アバターガチャのアイテムでコーデを自由に行えます。

バーチャルコミュニティとしての側面もあり、「コラボ配信機能」を使えば、最大4人まで同時参加も可能です。また、写真とアバターを合成する画像機能が新たに実装されており、現実の背景を組み合わせた画像を作成できます。バーチャルSNS「cluster」でREALITYのアバターが使えるようになる「アバター連携機能」も用意されています。

配信方法

対応機種はiOS/Android。アプリをダウンロードして、まずはユーザー登録から開始します。アバターは性別を選択でき、肌や髪型、目などのパーツを好きな姿にカスタマイズできます。アバターは後から変更も可能です。

アバターが完成したらアイコンを撮影。あとは画面中央の丸いアイコンをタップして配信画面を開き、「LIVE」ボタンからコラボの設定後、「配信する」を押せば完了です。配信中にはゲームやガチャなども遊べます。

【アプリ配信先】
iOS
Android
【関連・参考リンク】
REALITY公式サイト

IRIAM

IRIAMはもともと限られたライバーのみ配信できるプラットフォームでしたが、2020年4月に大幅リニューアル。新機能として「1枚のイラストで誰でもキャラライブができる機能」を実装し、自分だけのキャラクターとなって配信が行えるようになりました。

イラストをIRIAMにアップロードすると、AIの技術により目や口のパーツを認識し、ユーザーの動きと連動してそのままライブ配信できます。レイヤー分けしたイラストや複数の機材が必要がなく、1枚のイラストと1台のスマホさえあれば配信できるのが魅力となっています。

なお、アップデートにより表情の変化や首の動きも追加されており、今後精度の向上や髪の揺れなども図られるそうです。

配信方法

対応機種はiOS/Android。ユーザー登録とプロフィール登録して、アプリを開始します。配信をするには中央のライブボタンをタップし、カメラとマイクを許可すると仮アバターの目や口の動きとユーザーの動きが連動。配信はイラストでのライブ配信かラジオ配信かを選択できます。

イラストでのライブ配信では、ユーザーが用意したイラストをアップロードすることで行えます。IRIAMでは推奨データ形式を定めており、縦2000px~4000px、横1000px~2000pxの透過したpngデータが推奨です。人以外、デフォルメ、正面以外の向きは正常に読み込めない可能性が高いとのこと。また、公式テンプレートデータも用意されています。イラストの動きを確認できたら、「配信スタート」で開始してください。

イラスト制作の詳細とテンプレート、注意点などはこちらから。
イラスト制作ガイド Ver.2

【アプリ配信先】
iOS
Android

【関連・参考リンク】
IRIAM公式サイト

Mirrativ(エモモ)

スマホ向けゲーム配信アプリ「Mirrativ」では、アバターによる配信機能「エモモ」を提供しています。エモモでは顔出しをしなくても気軽に配信が可能で、ガチャで手に入れたコスチュームの着せ替えも可能です。また、さまざまなスマホ向けゲームのキャンペーンも定期的に行われており、配信してプレゼントがもらえることも。

さらに、新たに「コラボ配信機能」も登場しました。コラボ設定をONにしておくことで申請や招待が可能となり、コラボ相手とともに最大4人でマルチ対戦などを楽しめます。他にも、カラオケができる機能「エモカラ」も搭載されています。

配信方法

対応機種はiOS/Android。まずはユーザー登録後、好きなゲームを設定します。エモモを設定するには、まずはマイページに移動。顔や髪型、衣装など、エモモの見た目をカスタマイズします。

アイコン撮影後は中央の配信準備ボタンをタップ。エモモが表示されたら「配信する」をタップして配信タイトルやアプリ、サムネイルを選択後、「配信開始」を押してスタートします。エモモはフリックで4種類のモーションをさせることができます。

【アプリ配信先】
iOS
Android

【関連・参考リンク】
Mirrativ公式サイト

SHOWROOM(SHOWROOM V)

配信プラットフォーム「SHOWROOM」では、iPhone1台でバーチャルキャラクターとして配信できるアプリ「SHOWROOM V」をリリースしています。SHOWROOM Vではカメラを通して手の動きや距離感をアバターに反映でき、画面の静止画や動画を撮影できる機能も用意されています。

アバターのキャラメイクは必要なく、用意されたモデルの中から選んですぐに配信が可能です。また、3Dモデル投稿・共有サービス「VRoid Hub」と連携することにより、VRM形式の3DキャラクターモデルをSHOWROOM Vで利用できます。なお、利用できる3DモデルはSHOWROOMで利用できる条件に合ったものが対象です。

配信方法

対応機種はiOS。配信には、対応機種のスマートフォンに「SHOWROOM V」と「SHOWROOM」2つのアプリのダウンロードが必要となっており、まずはSHOWROOMでユーザー登録後「ルーム名」や「ルーム画像」などの配信準備をします。

その後SHOWROOM Vに戻り、アプリとSHOWROOMアカウントを連携しましょう。「VRoid Hub」を利用する場合は連携し、アバターを選んだら「ライブ」ボタンを押して配信開始します。

【アプリ配信先】
SHOWROOM V(iOS)
SHOWROOM(iOS)

【関連・参考リンク】
SHOWROOM V公式サイト

各アプリの比較

今回紹介した4つのアプリはそれぞれ大きく方向性が異なっています。「REALITY」と「エモモ」はそれぞれプラットフォーム独自のアバターが用意されており、着せ替えなど誰でも簡単にカスタマイズが可能です。また「エモモ」はMirrativがゲーム配信プラットフォームとなっており、スマホゲーを中心に配信をしてみたい人向けとなっています。

一方、「IRIAM」はユーザーが用意した2Dイラスト、「SHOWROOM V」はVRoid Hubの3Dモデルに対応しているため、自分だけのオリジナルアバターで配信してみたい人に向いているプラットフォームです。やや敷居は高めですが、どちらもスマホのみで配信可能なため、一般的なVTuberよりも簡単に開始できます。

それぞれプラットフォームごとに雰囲気やサービスが異なるので、まずは配信の視聴からスタートしてみるのも良いでしょう。

執筆:ノンジャンル人生


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