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VTuber 2019.04.13

次元少女「亜空間こねる」とは何者なのか?Twitterで美しいアニメを投稿する、今話題の謎のアカウント

2017年末より一大ブームとなったVTuber(バーチャルユーチューバー)ですが、その多くが公式Twitterアカウントを持ち、ファン・VTuberとの交流やお知らせに活用しています。中には手がけたイラストや音楽をいち早く披露することもあり、TwitterはVTuberにとって欠かせない重要なプラットフォームとなっています。

そんなTwitterで1月より活動を開始し、作品のクオリティから注目を集めているアカウントがあります。その名前は、次元少女「亜空間こねる。これまでに2Dと3Dを融合させたかのような美しいアニメーションを投稿してきました。さらに、4月1日にはVTuberのように3Dの肉体を受肉したのですが、どうやらVTuberとはだいぶ様子が違うようです。 この記事では、話題となっている謎の少女・亜空間こねるさんについて紹介していきます。

亜空間こねるとは何者なのか

亜空間こねるさんは次元旅行が好きな“多元宇宙生命体”と名乗る少女です。正体不明ながら、これまで宇宙空間のような場所を舞台としたショートアニメーションを投稿。その中では、地球への接続に向けた準備が着々と行われていることが明かされています。

こねるさんに変化があったのは2月下旬。「地球やわらか有機物受肉プラン」として番号が割り振られた動画や画像を投稿し始め、受肉体へと次元をつなぎ、地球への次元旅行が開始されたことが判明します。本人は人間の女の子への受肉を希望しており、このまま成功すればヒトやネコなどの“やわらかな有機物”とって地球への旅行が行われるはずでした。

3次元へ受肉した際に起こった“事故”

順調に地球での受肉への準備を行ってきた亜空間こねるさん。しかしここで、予想外の事故が起こります。

4月1日、彼女が受肉したのは地球の生き物ではなく、筋骨隆々たる戦闘用アンドロイド「ソクラテス」。こねるさんはソクラテスの中に閉じ込められるかたちで、肉体を得てしまいます。

その後受肉プランを受け持った次元旅行会社から来たのは、受肉プラン取り違えのお詫び。本来「やわらか有機物受肉プラン(おやつ持参)」となるはずが、「ムキムキ有機物受肉プラン(おやつ持参・スケルトン)」と間違えたことが明かされました。しかも、さらっと「受肉体の寿命が尽きるまで」と書かれており、変更・キャンセルが不可能であることが見て取れます。しかし当の本人は、この事態をよく分かっていない模様です。

亜空間こねるさんの投稿を振りかえると、現在に至るまで一つのストーリーが形成されており、一見謎だった投稿にもちゃんと意味があることが分かります。ビジュアルのクオリティも非常に高く、世界観を解き明かす楽しみも含め、エンターテイメントとして完成されたものとなっています。

4月11日現時点ではVTuberとしての配信は行われていませんが、SNSを通じリアルタイムで投稿されるストーリーは、まさしくバーチャル・リアリティを体現しています。今後亜空間こねるさんとソクラテスがどのような展開を見せるのか、今から楽しみです。

(参考)亜空間こねる 公式Twitter


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