KDDI株式会社は、覗くだけで簡単にVR映像を視聴できる望遠鏡型のVR設備「VR View Scope」を開発しました。この設備を活用したサービスの事業化に向けて、日本一高い高層ビル「あべのハルカス」の展望台「ハルカス300」にて、大阪のバーチャル観光が体験できる実証実験「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」が開始されます。
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「VR View Scope」とは
「VR View Scope」は、コインを投入し覗くだけで簡単にVR映像を視聴できる、操作が簡易な望遠鏡型のVRシステムです。VRの新たな使い方とユーザビリティの向上を追求し、コイン式のVR筐体、VRビューワーが一体化したシステムを開発しました。2.5Kの高精細な有機ELパネルを使用、ハイクオリティな360度の3D映像視聴が可能です。
「VR View Scope」は、悪天候の際に本来の景色が見られなくなってしまうことのある観光スポットや、待合室やホテルのロビーへの設置を予定しています。VRHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の装着や、運営スタッフによるセッティング等の常時サポートは不要。観光地向け望遠鏡と似た使い勝手のため、手軽にVR映像が楽しめます。
「VR View Scope」は、「あべのハルカス」での実証実験終了後、au OSAKAに展示されます(7月予定)。2018年6月13日から15日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2018」でも参考展示予定です。
実証実験概要
VR旅行体験サービス事業化に向けた取組みの一環として、「VR View Scope」を含む2つのサービスの実証実験を「ハルカス300」にて実施します。
「VR View Scope ~大阪VR観光体験~」
コインを投入し覗くだけで気軽にVR映像が視聴できる「望遠鏡型VRビューワー体験」よる新たな価値創出に向けた実証実験です。
体験できるコンテンツは「OSAKA 360 川田裕美の大阪名物ツアー ~VR女子一人旅~」。定番から穴場まで、絶対外せない大阪のおすすめ人気観光スポットを、360度映像で紹介します。
「ハルカスから世界へ、VRで空中散歩体験」
複数人同時にスクリーンで視聴出来るVR映像鑑賞スペースをつくり、HMDでは味わえない「旅行体験を分かちあうVRルーム」による、新たな価値創出に向けた実証実験です。
3.6m x 3.6mの「Warp Square」(個室) の中で、4K超短焦点プロジェクターを3面の壁に投影。VRルームそのものが没入空間となります。360度パノラマ映像と音声で、ハルカス300、大阪観光名所、北海道、世界の風景映像を順番に合計約15分間体験できます。
実施期間、実施時間
6月1日(金)から7月1日(日)15:00~20:00(月曜定休)
実施場所
「あべのハルカス」59階 展望台「ハルカス300」
体験料
あべのハルカスでの実証実験時は無料
「VR View Scope」:1回300円
体験時間
「VR View Scope」:5分程度
「VRで空中散歩体験」:4コンテンツ合計15分間
(参考)KDDI株式会社ニュースリリース