ソーシャルVR「NeosVR」にて公開された「Neo Library」というワールドに注目です。本ワールドは、電子図書館の「青空文庫」と「Project Gutenberg」にある合計7万冊以上の蔵書をその場で読める図書館ワールドです。
実際に行ってみました。落ち着いた雰囲気の、どこか古風な木造の図書館です。
そして本棚には、たくさんの本が収められています。「青空文庫」の和書、「Project Gutenberg」の洋書が、シンプルで高級感のある装幀の本として存在しています。
ある机の上には、夏目漱石「夢十夜」が置かれています。早速手にとってみましょう。
本をクリックするとページが開き、本文が表示されます。ページをめくって読み進める感覚は、実際の本を読んでいるようです。
受付には虫眼鏡が置かれており、その上には検索ワードを入力できる入力欄があります。ここに単語を入力すると蔵書検索も可能です。
ためしに「蒲団」と入力してみると、いくつか候補が表示されました。一番上に表示されたものを選択します。
すると目の前に、田山花袋「蒲団」が現れました。筆者が好きな文学作品のひとつです。単語を入力すると眼前に「本」という物体が出現するのは新鮮な感動があります。
ちなみに本は「ダークモード」にも設定できます。こっちのほうが読みやすいという人も多いはず。
図書館の1階には、カーテンに隠された部屋がひとつあります。
照明はテーブルの上のランプと、部屋の片隅に置かれたランプスタンドだけ。カーテンを閉じれば、秘密の読書室へと早変わり。誰にも邪魔されず、落ち着いた空間で読書を楽しめるでしょう。
本ワールドは、NeosVRにて開催されたワールド作成コンテスト「Metaverse Maker Competition 2022」(MMC22)の参加作品のひとつです。モデリングとセットアップにかんなぎさんが参加しています。
MMC22参加作品「Neo Library」
モデリングとセットアップお手伝いしました!
青空文庫とProject Gutenbergの7万冊超の蔵書を読むことができる図書館のワールドです
The library world where you can read over 70,000 books from Digital Libraryhttps://t.co/r2zO30lBiV#neos #NeosVR #mmc22 #VR
pic.twitter.com/6h8TpCwcT9— かんなぎ🐬🍻 (@nagi_sirogumi) March 4, 2022
このコンテストでは「Neo Library」以外にも様々なワールドが製作されています。MMC22参加作品は、NeosVRのワールドメニューの専用カテゴリ「MMC22」から一覧表示が可能です。NeosVRの自由度の高さを活かしたワールドがたくさん製作されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「Neo Library」へのアクセスはこちら(※ハイエンドPCもしくはVRヘッドセットが必要、下記URLにアクセスするには「NeosVR」を事前にインストールする必要があります)。
http://cloudx.azurewebsites.net/open/world/U-naaaaagi/R-ba6e3417-a21e-4675-80b4-1a45ae9641b9
(参考)NeosVR