ステージ上に用意された、さまざまな攻撃や仕掛け。あらゆる要素を使いこなしながら、敵を倒して突き進む。今回紹介するのは、一人称視点のアクションシューティングゲーム『Viral Quarantine』です。Gear VR向けに配信されているシューティングゲーム『Viral』の第2作目ということになるようです。
基本攻撃だけでも多くのアクション
プレイヤーができる基本攻撃は、ボールを投げること。ボールの軌道は若干の弓なりを描きます。ステージ上に現れる人型の敵に、ボールを当てて倒しましょう。
ボールは床や壁にぶつかると跳ね返ります。敵が放ってきた攻撃に、こちらのボールを当てて弾き飛ばすことも可能。基本攻撃のボール一つで、さまざまなアクションが可能です。
移動はテレポート式です。ステージごとに移動できるポイントが決まっていて、その場所へボールを投げると移動できます。酔い対策もばっちり。
さまざまな謎解き、使いこなせば強い武器になるギミックも
ステージを進めていくと、謎解きが現れることがあります。例えばこの、3段のだるま落としのようなギミック。各段にある赤いスイッチにボールを当てて、すべて緑にするというものです。
しかし、現在見えているスイッチは2つだけ。真ん中のスイッチは見当たりません。そこで、ボールを投げてみると、ボールが当たった段が回転します。これで真ん中の段のスイッチが狙えるようになりました。
ほかにも、この巨大なボタンのようなギミックは、攻撃を当てるとスコアが溜まります。しかし、ギミックを使うなど、なんらかの方法で敵をぶつけると、さらに高い得点を得ることができます。
戦闘に使えるギミックも。ある仕掛けでは、床がせり出して敵を飛ばしたりと、ステージ内にはさまざまな仕掛けが隠されていることがあります。探し出してうまく使えば、これも強い武器に。
アイテムによる豊富な攻撃手段
プレイヤーの基本攻撃は、ボールを投げるだけ。しかしゲーム内では、アイテムを獲得することで、さまざまな攻撃手段が使用できるようになります。
これはバインドショット、時限式のボムのような攻撃です。投げて着弾した部分に張り付き、数秒後に周囲を巻き込んだ爆発を起こします。
ビームショット、ライフルのような攻撃です。視界は狭くなりますが、攻撃力が非常に高く、遠距離の敵まで狙うことができます。
次にルアーです。着弾点に近くの敵を引き寄せる効果があります。敵がいる足場の端っこや、近くの別の足場へ着弾すると、敵はボールに向かって走っていき、そのまま足場から下へ落ちていきます。
ガイディッドショット。自由に軌道を変えられる、ミサイルのようなものです。画面だと特に変わった部分はありませんが、ミサイルを発射すると、プレイヤーの視点がミサイルの視点に変わります。ミサイルは自動で前進し、方向操作はプレイヤーの視点。どこにでも攻撃することができて、攻撃範囲も広い武器です。
最後に、マニピュレーターです。テレキネシスのように、対象一体を自由に動かすことができます。もちろん空中に放り投げたり、なにか物体やほかの敵にぶつけることもできます。
武器を複数獲得した場合は、タッチパッドを下にスワイプすることで切り替えができます。
このアプリは日本語非対応で、解説が英語音声のみというのが、やや遊びにくい部分です。しかし、ゲームとしての完成度は高く、単純にプレイしていて面白いと感じました。酔い対策もしていて、かつVRならではの、周囲を見回し敵を警戒したり、ギミックを探す面白さもあります。新しい仕掛けを見つけるのが楽しく、武器を何度も使いたくなり、敵を倒したときのエフェクトやモーションも気持ちがいい。値段以上の価値を感じるゲームでした。
<ソフトウェア情報>
タイトル |
Viral Quarantine |
メーカー |
Fierce Kaiju Ltd |
開発者 |
Fierce Kaiju |
ジャンル |
ゲームセンター、パズル、シューティング |
価格 |
490円 |
言語 |
英語 |
コントローラー |
タッチパッド、Gear VRコントローラー、ゲームパッド |
評価(最大5) |
3.8(18件) |
対応ハードウェア |
Gear VR |
入手方法 |
Oculus Storeよりダウンロード |
リリース日 |
2017年4月20日 |
ダウンロード |
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公式サイト |
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★
【快適さ】★★★★☆(日本語非対応)
【操作性】★★★★★