川下りは夏にぴったりのレジャーですが、川に行かないとできません。今回は、VRゴーグルを使い、都心の高層ビル群の中のミニプールで川下りを疑似体験できるVR体験があるとのこと。日テレの夏のイベントに出展されている『汐パラ探検クルーズ』を体験してきました。
2017年7月22日から8月27日まで汐留・日本テレビタワーでは、日本テレビ放送網株式会社(以下日テレ)による夏のイベント「超汐留パラダイス-2017 SUMMER-」が開催中です。
夏休みで親子連れも多く、子どもが体験できるコーナーも多数あります。その1つがテントオン下にあるミニプールで体験できる『汐パラ探検クルーズ』です。
親子で渓流下りを楽しめる『汐パラ探検クルーズ』
『汐パラ探検クルーズ』は、実際に水を張ったミニプールに浮いている、「Poolno」というプール専用エクササイズボードの上に乗り、パドルを漕ぎながら渓流下りの360度映像を見る体験です。
「Poolno」は2人まで乗れ、使っているヘッドマウントディスプレイも単眼仕様のため親子で一緒に体験できます。
体験を始める前には、ライフジャケットを着用し、裸足になってボードの上へ。実際に水の上に浮いているので紐で固定されていても、ゆらゆらと揺れています。ボードに乗るとスタッフが、プールの外からパドルとヘルメット付きヘッドマウントディスプレイを渡してくれます。
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揺れるボードの上から手を伸ばしてヘルメット受け取って被り、パドルを握って準備完了です。
渓流下りの映像は、実際に関東の川をカヤックで下っている際の360度映像です。映像の中の乗り手がパドルを漕ぐタイミングに合わせて、自分もパドルを漕ぎます。
川の流れは最初は緩やかに始まり、段々と急流になっていきます。
映像の中で大きな岩の横をすり抜けるときなどは、映像の中でカヤックが傾くタイミングに合わせて、後ろにいるスタッフが「岩です!、気を付けてー」と実況しつつ、ボードを手で押して傾けるなどしてくれます。
渓流の流れが速いと、映像のタイミングに合わせパドルを漕ぐのは難しく遅れがちでしたが、約1分半ほどの体験で、パドルの重さが辛くなる前に終了です。
映像以外が本物の説得力
スマートフォンで見る360度映像は、決して解像度が高いわけではなく、単眼のため没入感は少なく、自分の動きに映像が連動もしていません。VRコンテンツとしては、本来は物足りなく感じるはずですが、体験中も、体験後も、不思議と川下りをしたような爽快感が残ります。
『汐パラ探検クルーズ』では、プールの上のマットに乗って体験するため、水の上に浮いている浮遊感は本物。パドルの重さもパドルで漕ぐ水の抵抗も本物と同じ。映像の中で水飛沫を沢山立てる音も、肌に当たる水の冷たさも本物であることが、川下りをしている気分を高めているようです。
親子同時に楽しめる
本コンテンツは、2人乗りができ小学生以下でも一緒に楽しめます。2眼より酔いにくく、子供から大人まで体験できるように単眼のVRデバイスを導入しています。
水の上のボードの乗り降りなど、うっかり落ちることが心配ですが、ライフジャケットを着用していますし、水中に落ちた人はいないとのことです。
『汐パラ探検クルーズ』をプロデュースした株式会社 Rockin’Poolによると、「プールを泳ぐだけではない、新しい楽しみ方を提案する企画運営事業の一環として作った」とのこと。川に行かなくても川下り気分を親子一緒に楽しめるため、都心部の親子連れが多く集まるイベント向きだと感じられました。
『超汐留パラダイス-2017 SUMMER-』での出展以降は東京足立区マイ・エス・スイミング花畑内で2017年8月27日から8月28日の2日間開催する「POOL JAM EXPO」でも体験できるとのことです。
イベント概要
名称 |
超汐留パラダイス-2017 SUMMER- |
期間 |
2017年7月22日~8月27日 |
場所 |
〒105-7444 東京都港区東新橋1-6-1 汐留 日本テレビタワー B2F |
入場料 |
無料(一部有料あり) |