Japan VR Summit事前説明会 グリー荒木氏「世界的にも例を見ない登壇者が集まったセッション」

4月13日、東京六本木ヒルズにあるグリー本社で「Japan VR Summit」のメディア向けの事前説明会がありました。説明会では、一般社団法人VRコンソーシアムの代表理事でハコスコの代表取締役である藤井直敬氏と、グリー取締役の荒木英士氏による説明と質疑応答が行われました。

japan vr summit

藤井直敬氏は科学的知見からのVirtual Reality(VR)の定義やVRの歴史について、また藤井直敬氏自身がこれまでに研究・開発してきた実例も交えながら「Virtual Realityの『Virtual』は仮想ではなく、たとえ見た目は(人工的で)異なっていたとしても実質的には(現実と)同じものである」こと、「現実とVirtualの境界線」をなくす取組みなどについてを話をしました。

また、日本が1990年代に先行していたVRでの商業的な失敗を踏まえ、「デバイス」「アプリ」「コンテンツ」が連携したプラットフォームを構築しなければならないとしました。藤井直敬氏が代表理事を務めるVRコンソーシアムはこれに「メディア」を加えた活動を行っており、「Japan VR Summit」についてはVRコンソーシアムに比べて、より大きな企業や、そのトップに働きかけることができると考えを示しました。

VRコンソーシアム

続けて説明を行ったグリー取締役の荒木英士氏は、VRによって人間とコンピュータのコミュニケーションが大きく変わる可能性があると語りました。これまでのマウスやマルチタッチスクリーンといったインターフェースの変革を例に出しながら、VRでの操作はジェスチャーや小さな動作などによるもので、コンピュータというよりも、人と人とのコミュニケーションに近い形になるとしました。

そのようなことも踏まえてか、荒木氏はVRでのコミュニケーションに対して強い関心があることを明らかにし、実際にVRでのアバターサービスを体験したところ非常に新しい体験と感じたこと、そしてVRアバターサービスを手掛ける「VRChat Inc」にグリー(GVR Fund)が投資していることを説明しました。

また、「Japan VR Summit」を行う背景について、荒木氏が実際に北米のVRスタートアップを訪問して回った経験から、日本のVRの現状が「草の根の開発者コミュニティ」は盛り上がっているが、会社や事業としてはVRが立ち上がっていない問題があることを挙げました。開催の目的としてはVR市場で先行している北米と中国の有力企業と国内VR関連企業との連携の強化などを挙げています。

「Japan VR Summit」は世界のVR業界マップを見たとしても、広い領域の会社が参加していることから、一日でVRへの理解が進むカンファレンスであるのが特徴とのこと。下記の図にあるように、青色の参加企業は、360度カメラ分野を除き、VR業界の各分野から参加することが分かります。

japan vr summit

「Japan VR Summit」で行われるセッションについては、特に「SessionⅠVRがもたらす大変革」は世界的にも例を見ない登壇者が集まったセッションであると語りました。

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また質疑応答で、藤井直敬氏は現在のウェブが商業的に成功している要因として、例えば「何かを買う」や「何かをレビューする」といった目的とウェブが紐付けられていることを挙げました。そして同じようにVRも、バーチャル上に埋めこまれた情報が外の社会との目的と紐付けられているように設計することが大切だとしました。

Mogura VRは「Japan VR Summit」のメディアパートナーです。「Japan VR Summit」当日のセッションの様子などについても紹介していく予定です。また、「Japan VR Summit」への参加は、こちらのサイトから申し込むことができます。

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