マイクロソフトから発売されているMRデバイスHoloLensで、ドラゴンクエスト風のゲームをプレイできるアプリが@Korechi_氏によって公開されました。
このアプリはHoloLensを装着し、iPhoneを剣に見立てて振ることでスライムを攻撃し、倒すゲームとなっています。
HoloLensを装着し、室内を見渡すと剣が浮いています。これを掴もうとしますが、掴むことはできません。
視線を動かすとそこにはドラゴンクエストでおなじみのスライムが現れます。
そこで、iPhoneを取り出し剣に重ねると、iPhoneの操作に追従して剣が動き、まるで剣を握っているかのように。
iPhone剣を振り、室内に現れたスライムを攻撃していきます。
剣を振り続け、攻撃していくとスライムの体力が0になり消えていきます。
iPhoneを剣に見立てて戦闘
iPhone自身の位置や向きをiPhoneのAR開発用キットであるARKitを使用することで測定し、HoloLensで受信し、HoloLens側でその位置に剣を表示、その剣を自由に振ることで地面にいるスライムを攻撃します。
@Korechi_氏 のブログより
広がるMRゲームの可能性
作者の@Korechi_氏は現実でドラゴンクエストをプレイしたい。という願いがあり、それがアプリを作るきっかけになったとのこと。また、iPhoneをコントローラーとして使いHoloLensと組み合わせることで、MRゲームの可能性が広がることを紹介したかったとのことです。
HoloLensの入力には課題があり、ジェスチャー認識の入力の難易度の高さや、手を前に出す必要があるなど、そこで高精度な入力が可能でセンサーを使わずにpositionを取得できるコントローラーが欲しいと思いiPhoneを使うことにしたとのこと。
今後もアップデートを続行
本来、床に草が、壁を石畳で表示しゲーム画面らしさを出していたが、処理落ちしてしまったり、スライムを見ていると背景が見えづらいなどの課題があり断念したとのこと。公開以降、反響がとても良かったため、今後もアップデートが行われる予定です。
「HoloLensとモバイルARの組み合わせは可能性があるため、これからも広めていきたい」と熱い言葉を語っています。