撮影前にカメラや俳優の位置をARで予行練習 スマホARアプリ『Blocker』

映画を撮影する際、良いシーンを撮影するためには事前にカメラの位置や角度、また登場人物の配置などを決めてから撮影に臨みます。俳優の動きやポジショニングのことを「ブロッキング」と呼び、映画製作者や舞台演出家は、リハーサルにおいて適切なブロッキングを決定します。

このブロッキングをスマホARによって手軽に行えるアプリ『Blocker』が登場しました。『Blocker』は映画のコンセプトを練ったりブロッキングを考える際に便利なアプリです。カメラや俳優の位置を決められるだけでなく、アプリを通してストーリーボードを製作することもできます。

カメラの位置やキャラクターの配置をARで手軽に試せる

アプリでは、ストーリーボードの作成やブロッキングの際に必要になる要素をAR表示することができます。撮影カメラの視点を示すファインダーがAR表示され、これによって様々なアングルを手軽に試すことができます。また、アプリには様々なポーズをしたキャラクターの3Dモデルが実装されており、これを舞台となる空間に配置することで、撮影したいシーンの細部までをシミュレーションすることができます。

ブロッキングは、従来は俳優やスタッフなどを動員して行う、手間と時間のかかるプロセスでしたが、本アプリを使うことによって一人か、もしくは最小限の人数で行うことが可能になります。

また、キャラクターの3Dモデルは太陽光の反射も再現されるので、影や色の具合をシミュレーションすることもできます。これによって実際の撮影時に使用する光量や、照明の位置などを考える際にも役立ちそうです。

ストーリーボードの作成も可能

カメラの角度やキャラクターの配置が決定したら、スクリーンショットを撮影して、これをアプリ内で並べることによってストーリーボードを作成することもできます。使用するカメラやレンズの種類など、実際の撮影時に必要な情報も併せて記録することができます。

『Blocker』はiOS 11をインストールしたiPhone 6S以上に対応しており、App Storeにて無料でダウンロード可能です。

(参考)
VRScout / Blocker is a Revolutionary AR Application for Filmmakers(英語)
https://vrscout.com/news/blocker-ar-app-filmmakers-afternow/

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この記事を書いた人

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