Home » 【Gear VRゲーム】気分はエースパイロット。飛行型STG『Anshar Wars 2』


ゲーム・アプリ 2015.12.13

【Gear VRゲーム】気分はエースパイロット。飛行型STG『Anshar Wars 2』

GearVRのシューティングゲームは自分自身が移動することなく、回転のみの拠点防衛型ばかり…。今回紹介するのは自由に宇宙空間を飛び回れるシューティングゲーム『Anshar Wars 2』です。

今作はGearVRの初期タイトルの一つだった『Anshar Wars』の続編です。固定砲台型のシューティングとは違い、自分で自由に戦闘機を操作し敵を追い回しながら撃墜していきます。前作と比較するとミッションが豊富になり、やりこみ要素も増えています。前作よりもさらにVRの良さを感じられる作品に仕上がっています。14.99ドル(約1800円)とGearVRの有料タイトルの中で一番高額ですが、その価格すら妥当と感じる完成度になっています。

前作ではほとんどステージがなかったのですが、今作では13ステージが用意されており機体もステージによって変わっていきます。自分で機体を選べるといいのですがそれはできません。

image201512121811123

ゲーム内容としては出現してくる敵を機銃、もしくはミサイルで撃墜していきます。操作は非常にシンプルです。常に自分の見ている方向が自機の進行方向になります。正面から数十度程度が照準になっているため、わずかに頭を動かすと照準が変化し、さらに大きくグッと頭を動かすことで自機の進行方向が変わります。側面のタッチパッドをタップで機銃掃射。機銃だと威力も低く撃墜するのは大変ですが弾数制限はありません。一方、タッチパッドを前方にスワイプするとミサイル。ロックオンして発射すればほぼ確実に当たりますが、弾数は5発しかなく、足りなくなったらドロップアイテムで補充する必要があります。またタッチパッドを上下にスワイプすることで移動スピードが上がるブーストも使えるようになっています。しかしフィールドには多数の障害物があるので、速すぎて回避できなくなる事もあるのでご注意を。

本ゲームはゲームパッドでも操作できますが、視点変更は頭で行わないと簡単に酔ってしまうので要注意です。

image201512121811141

前作との比較では、グラフィックも多少改善されてるようです。。機銃の弾数が無限になったのも嬉しい点ですが、威力は少し弱くなりました。。ミサイルは前作からあまり変わっていません。

今作はメインミッションとサブミッションがあり、メインミッションを達成すればクリアできるのですがサブミッションを達成しないとクリアランクは上がりません。

欠点を上げるとすれば視点移動の大変さです。360度自由に動けるのですが、その動きを実現するために頭を細かく動すのはかなり大変です。立ってぐるぐると回るのは危険性もありますので、回転椅子を併用する必要性があります。筆者は座椅子を愛用しているので非常に苦労しました。

とはいえこのグラフィックで360度自由に飛び回れる、酔いもなく楽しめるコンテンツはなかなかありません。以前オススメ度★5として紹介した『GUNJACK』はグラフィックも素晴らしく、ゲームとしても完成度は高いものでした。
この『Anshar Wars 2』は、ストーリーもあり、やりこみ要素も充実しているため14.99ドルという値段は妥当だと感じました。これがGear VRのシューティングだ!と胸を張って言えるゲームになっています。

<ソフトウェア情報>
「Anshar Wars2」
【メーカー】OZWE
【開発者】OZWE
【対応ハードウェア】 Gear VR(Innovator Editon含む)
【価格】 14.99ドル
【操作】タッチパッド(ゲームパッドを使用時は、移動の操作は行わないことを推奨)
【リリース日】 2015年12月3日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語(英語が分からなくてもストーリー以外は理解できます)

<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★☆(値段に恥じないクオリティだが操作性が惜しい)
  【快適さ】★★★★☆(回転椅子に座らないと視点移動が大変)
  【操作性】★★★★★


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード