Home » VR体験施設Zero Latencyがバックパック型PCを廃止 ゲーム中に何も背負わなくなる


VR体験施設 2022.05.25

VR体験施設Zero Latencyがバックパック型PCを廃止 ゲーム中に何も背負わなくなる

体験型VR施設Zero Latencyが「バックパック型PC」を廃止する方針を発表しました。今後はHTCの一体型VRヘッドセット「Vive Focus 3」を採用。PCからワイヤレスでVRコンテンツを送るシステムへの移行を進めていることを明らかにしました。

Zero Latencyは2012年創業。広い部屋であるきまわって遊ぶことができるマルチプレイVR体験を提供してきました。日本では、東京・お台場にある東京ジョイポリスなどで体験できます。

これまでは利用者が背中に背負ったPCから、VRヘッドセットにコンテンツを出力するシステムを使用していました。同社が使用するVRヘッドセットは段階的に変更されてきました。初期のシステムはOSVR HDK 2でしたが、その後はWindows Mixed Reality系のヘッドセットに移行。現在はHP Reverb G2を使用しています。

発表によれば、Vive Focus 3に伴い、ワイヤレスでコンテンツを配信可能となり、セットアップがさらに合理化されるとのこと。Wi-Fi 6E(ローカル)ネットワークの採用によって、Wi-Fiの遅延も削減できるとZero Latencyは説明しています。

「Vive Focus 3」の採用には、いくつかの利点があると考えられます。特に大きなポイントは、これまで必要だったケーブル類の取り扱いが、ほぼ不要になることでしょう。バックパックが不要になることで、利用者側の感じる重量的な負担が大幅に減ることも期待されます。

なお、Vive Focus 3を使用するパッケージは今後、Zero Latencyのフランチャイズ加盟店に順次提供が開始される予定とのことです。

(参考)Road to VR

Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード