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VRChat 2023.06.19

【週刊 気になるVRChat 6/19号】「HarmonicA」追加公演決定! そして”ファンタズム”がやってくる……!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはず。

そこで、この記事では、筆者の独断と偏見で注目しておきたいVRChatのトピックをご紹介します。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

VR音楽劇「HarmonicA」追加公演決定!
JT公式ワールド公開。葉たばこ農家で夏とサステナビリティを感じる
やっぱり今年もやってきた!「ぽかぽかファンタズム元年」開催決定!
無料法律相談も実施。前田拓郎法律事務所がVRChatと商業パートナーシップ契約締結
グループがより使いやすく。VRChatアップデート実施

VR音楽劇「HarmonicA」追加公演決定!

先週公演が行われた、劇団「IMGN」によるVR音楽劇「HarmonicA」の追加公演が決定しました!

すでに3日分公演されていますが、15分という時間ながら、実際に見た人たちからはかなりの好評が寄せられています。追加公演は6月26日(月)、7月10日(月)、7月11日(火)、7月14日(金)の全4日。各日ともに2公演実施されます。ウワサが気になっている方は参加方法を含めて要チェックです。

JT公式ワールド公開。葉たばこ農家で夏とサステナビリティを感じる

JT(日本たばこ産業)初となるメタバース空間「JT Tobacco Farm」が、6月17日に公開されました。場所はここ、VRChat。制作を手掛けたのはポリゴンテーラーコンサルティングです。

「JTグループのサステナビリティの取り組みについて、展示物を通して学ぶことができる」という触れ込みの空間で、ワールド内にあるパネルからいくつかの事例を見ることができます。パネルにはQRコードつき。読み込めばより詳細な記事を見ることができます。

とはいえ、あまり堅苦しい気持ちで行かなくてもOK。ノスタルジックな空間は、純粋に居心地がよく、写真映えもする場所です。「葉たばこ農家やってる田舎の親戚の家に遊びに行く」くらいのノリでワールドを立てつつ、フレンドとおしゃべりするだけでもなかなかによさげです。ちなみにQuest対応済みで、夜仕様のワールドも同時公開されていますよ。

ワールドへのアクセスはこちら(Meta Quest 2、またはPC接続型VRヘッドセット、高スペックPCが必要です)。

■昼
https://vrchat.com/home/world/wrld_c0dff77f-e99a-4c58-a207-1dbc71abee68

■夜
https://vrchat.com/home/world/wrld_62a7d96c-26fb-4d7b-8d6f-6fad5dc3f603

(参考)プレスリリース

やっぱり今年もやってきた!「ぽかぽかファンタズム元年」開催決定!

今年のファンタズムは「ファンタズモール」だけかと思ったか? カオスな展示企画「万物のファンタズム」シリーズの最新イベント「ぽかぽかファンタズム元年」の開催が発表されました!

かのマツコ・デラックスも驚愕した混沌「万物のファンタズム」ですが、今回は「令和のええじゃないか」というテーマのもと、「某RPGとも戦う」とタナベさんが豪語する、フィクションみのあふれるワールドが開かれる……とのこと。開催時期は今年の秋を予定していますが、詳細は今後詰められていきそうな予感です。

今回はさらなる取り組みとして、「ファンタズムアンバサダー」の匠さんによる「くだらないもの工房」とコラボし、リアルグッズの制作も決定しました。グッズの方向性は「確かに使えるけど、いるか?」という絶妙な塩梅。「在庫を抱えたくない!」という思いのもと、今後詳細が発表されます。

そして早速、出展物の公募もスタートしました。概要は以下の通り。応募フォームはこちら

  • ひとりひとつ、10MBまで
  • シェーダー何でもOK、大きさは自由
  • 蕎麦屋にどう料理されてもOKなもの
  • 3DファイルはFBXで、画像はPNG、JPEG、GIFで
  • 動画は動画ファイルそのものではなくURLならOK
  • VRCの規約に反するような、反社会的、性的表現、宗教活動、政治活動にまつわる出展物はNG
  • 蕎麦屋にどう料理されてもOKなもの

さらに、アンバサダーに似て非なるお気軽な役職「アンバダダー」や、協賛組織のアレが体験できる「スポンサーごっこ」の募集もスタート。こちらも応募フォームがオープンしています(アンバダダースポンサーごっこ)。

そして、某所のアレに触発されたのか、「ぽかぽかファンタズム元年」を記念して新型HMD「Fantazumu Pro」なるものも発表されました。もちろん現物はありませんが、BOOTHにて無料頒布がスタートしています。自由に使いましょう!

(参考)プレスリリース、YouTube

無料法律相談も実施。前田拓郎法律事務所がVRChatと商業パートナーシップ契約締結

弁護士事務所の前田拓郎法律事務所が、VRChat社と商業パートナーシップ契約を締結しました。知財やコンテンツを扱う企業、およびクリエイター関連の法務に特化した弁護士事務所で、代表弁護士の前田拓郎さんは実際に「べんごしkitten」というお名前でVRChatによくいらっしゃいます。

今後は、VRChatでのイベントやセミナー、法律相談といった活動を展開していくとのことで、まず最初のアクションとして無料法律相談会をVRChatにて開催します。初回は6月17日に開催され、次回は6月23日(金)に開催予定です。法務やなにかしらのトラブルでお困りな人は、一度お会いしてみるのもよいかもしれません。

(参考)プレスリリース

グループがより使いやすく。VRChatアップデート実施

6月13日に、VRChatのバージョンアップが実施され、新たにグループ機能に「Group+」「Group Public」というインスタンス種別などが追加されました。

「Group+」は平たく言うと「Friend+のGroup版」。グループ参加者に加え、「インスタンス内にいるユーザーのフレンド」も参加できる方式で、グループ未参加者の人も入場できます。そして「Group Public」はその名の通りPublicとほぼ同様のインスタンス。誰でも入場できます。

Friend+やPublicとの違いは、インスタンスオーナーがグループであること、そしてグループ内で権限を持つ人だけがオープンできること。オープンできる人に制限をかけることで、インスタンスの安全性は従来よりも高くなると思われます。

また、Group系列のインスタンスに、新たに「Group Queue」という仕組みが追加。もしインスタンスが満員だった場合、「Join Queue」ボタンを押しておくことで「入場待ち」の状態にすることができ、空きができた場合は制限時間つきで優先入場の通知が届くという仕組みです。「いざJoinしたがフルインスタンスだった……」という悲しみを事前に防ぐシステムですね。

このほか、Group系インスタンスにも入場不可にする「Group BAN」や、Groupインスタンスのソーシャル欄表示、Group検索機能など、グループをより便利にするアップデートがそろっています。早速、6月16日開催のアイドルフェスイベント「Cinderella Fes」では「Group+」が採用されており、今後のイベント・コミュニティ運営が大きく変わっていきそうな予感です。

(参考)VRChatパッチノート

【これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!】


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