Steam、Oculus Storeにて配信中の魔法体験VRシミュレーター「Waltz of the Wizard: Extended Edition」の最新アップデート、「Scavenger」が2月27日にリリースされました。Steamコミュニティでは、本アップデートに関するパッチノートも公開されています。
今回の「Scavenger」は、2019年12月6日にリリースされたOculus Quest版「Waltz of the Wizard: Extended Edition」の制作経験を応用する形でパフォーマンス全般を改善。ローエンド、ハイエンド双方のPCで忠実に動作するように、視覚効果、パーティクル、リアルタイムライティングの大幅な改良が施されました。
特にVavle Index使用時の改善が最も大きく、144Hzネイティブで動作するようになったとのこと。さらにローエンドのPCでプレイするに当たって最適な品質設定のオプションも追加されました。
このほか、オルゴールにワンドと言った新たなコンテンツのほか、今回のアップデートにも名付けられている「Scavenger hunt」のクエストが追加。リアルタイムエコー機能も備わったマイク入力オプションも試験的ながら実装されているようです。
「Waltz of the Wizard」は、魔法使いの工房で様々な魔法を使う体験を楽しむVRシミュレーターで、2016年5月31日に無料のコンテンツとして公開。2019年7月10日にはゲーム要素をプラスした有料の「Extended Edition」が配信され、PlayStation VR(※海外限定)、Oculus Quest版もリリースされました。
開発のAldin Dynamicsは今後、さらなる大型アップデートを実施する計画を立てており、より高度な魔法体験シミュレーターへと拡張・発展させ、魔法が現実のものと錯覚するようなリアルな仮想現実体験を作り出すとのコメントをパッチノートに綴っています。実施は年内を予定しているとのこと。
また、Quest版ではハンドトラッキング操作対応への検証も行っていることをYouTubeの動画を通してお披露目しており、そちらの展開にも大きな期待が寄せられています。
(参考)UploadVR